「多動性障害」児 : 「落ち着きのない子」は病気か?
著者
書誌事項
「多動性障害」児 : 「落ち着きのない子」は病気か?
(講談社+α新書, 28-1B)
講談社, 2000.8
- タイトル別名
-
多動性障害児 : 落ち着きのない子は病気か
- タイトル読み
-
タドウセイ ショウガイジ : オチツキ ノ ナイ コ ワ ビョウキ カ
大学図書館所蔵 件 / 全113件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
いまや微細脳障害治療薬リタリン使用量の急増という現象は、震源地アメリカを離れて、ヨーロッパや日本にまで押し寄せてきている。このリタリンの使用量の急増は何を意味しているのだろうか?折しも日本では、キレる子どもたちの増加や、少年による凶悪犯罪の増加が大きな社会問題になっている。現在、世界一乳児死亡率の低い国である日本に生まれた子どもたちは、世界一健康な子どもたちになるはずである。しかしそれは身体の健康であって、子どもたちの「こころ」はむしろ以前より病んでいるのではないか、と心配する声が高まってきている。病んでいる子どもたちの「こころ」と、増加するリタリンの使用量、その間に何か関係があるのだろうか。本書の目的はその疑問に答えることである。
目次
- 第1章 耐性の低い子が増えている(神戸事件と黒磯事件;「キレる」とは何か;「反抗挑戦性障害」という疾患 ほか)
- 第2章 「多動」という名の障害(多動は本当に病気か;ローランドてんかんと多動性障害;問題を複雑にする併存症 ほか)
- 第3章 「多動性障害」の原因は何か?(脳のなかの問題;フィネアス・ゲージの事故;ダマシオが性格変化の原因を究明 ほか)
- 第4章 「多動」は治せるか(落ち着きのない子を治療する是非;十分なコンセンサスがない;家族のため、も治療の一つ ほか)
「BOOKデータベース」 より