金素雲『朝鮮詩集』の世界 : 祖国喪失者の詩心
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書誌事項
金素雲『朝鮮詩集』の世界 : 祖国喪失者の詩心
(中公新書, 1556)
中央公論新社, 2000.10
- タイトル読み
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キム ソウン チョウセン シシュウ ノ セカイ : ソコク ソウシツシャ ノ シシン
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注記
金素雲年譜: p252-259
主要参考・引用文献: p266-271
著者の肖像あり
内容説明・目次
内容説明
1910年の日韓併合以来の不幸な状況下で来日した金素雲は、朝鮮古来の民謡や童謡を日本語訳することで、日本文壇へのデビューを飾った。それによって日本の文人たちの支持を得た彼の活動は、韓国近現代詩の日本語訳へと向かう。本書は、近代文芸の一ジャンルとして確固たる位置を獲得した二十世紀前半の韓国新体詩を日本人に紹介した金の仕事を再評価し、文化交流とはなにかを考えるものである。
目次
- 第1章 哀傷調の恋歌
- 第2章 故郷喪失から祖国喪失へ
- 第3章 名訳か、越権か
- 第4章 寓意と抒情の迷路—藤間生大との論争を中心に
- 第5章 韓国と日本の狭間に生きて
- 第6章 アンソロジーとしての『朝鮮詩集』
- 第7章 その他の日本語訳詩集
- 終章 『朝鮮詩集』の評価—親日文学の是非を中心に
「BOOKデータベース」 より