さかさまの世界 : 芸術と社会における象徴的逆転
著者
書誌事項
さかさまの世界 : 芸術と社会における象徴的逆転
(岩波モダンクラシックス)
岩波書店, 2000.11
- タイトル別名
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The reversible world : symbolic inversion in art and society
- タイトル読み
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サカサマ ノ セカイ : ゲイジュツ ト シャカイ ニオケル ショウチョウテキ ギャクテン
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注記
岩波現代選書(岩波書店1984年8月刊)の再刊
文献: 巻末p9-34
内容説明・目次
内容説明
謝肉祭に見られる王と臣下、男と女、動物と人間の転倒などの象徴的地位逆転現象は、フレーザー以来「未開」民族において広く知られるが、その淵源はギリシア民衆文化に遡る。本書は人間の象徴行為の核心をなす逆転過程の諸例を西欧の絵画や文学に探り、その社会的・文化的働きを明らかにした洞察的な論文集。
目次
- 1 イメージの逆転(さかさま世界—ヨーロッパにおける瓦版の一類型とその図像学;「自由は娼婦だ」—逆転、周辺、ピカレスク小説;女性上位—性の象徴的逆転と近代初期ヨーロッパにおける政治的混乱)
- 2 行為の逆転(象徴的逆転と社会史—ジャワの女装芸人と道化;ウィリクタへの回帰—ウイチョル・インディアンのペヨーテ狩りにおける儀礼的逆転と象徴的連続;逸脱による成功—悪いこととされた役割の二重の逆転)
「BOOKデータベース」 より