書誌事項

福沢諭吉と中江兆民

松永昌三著

(中公新書, 1569)

中央公論新社, 2001.1

タイトル読み

フクザワ ユキチ ト ナカエ チョウミン

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注記

福沢諭吉・中江兆民対照略年譜: p238-241

参考文献: p221

内容説明・目次

内容説明

明治日本の主要な課題は、近代国家の建設にあった。ただ、その方向に異論はなくとも、内容については議論が分かれ、西洋文明の受容に重大な役割を演じた福沢と中江も、対照的な反応を示す。ともに私塾を興すが、実学尊重の慶応義塾、古典教養に執着する仏学塾と、教育理念は両者の世界観を反映し相違を見せた。同年に没した思想家二人の文明論・国家論を、現代の問題関心から読み起こし、新世紀の展望を拓く。

目次

  • 1 はじめに—没後100年
  • 2 福沢と中江の生涯—比較対照される二人
  • 3 慶応義塾と仏学塾—両塾の特徴
  • 4 功利主義の功罪—近代社会と進化
  • 5 西欧文明をどうみたか—「開化」のとらえ方
  • 6 アジアをどうみたか—脱亜論と人間同等論
  • 7 西欧化と伝統—実学と教養
  • 8 文明と侵略—文明論的発想の限界

「BOOKデータベース」 より

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