丸山真男『日本の思想』精読

書誌事項

丸山真男『日本の思想』精読

宮村治雄著

(岩波現代文庫, 学術 ; 42)

岩波書店, 2001.1

タイトル別名

丸山真男日本の思想精読

タイトル読み

マルヤマ マサオ ニホン ノ シソウ セイドク

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内容説明・目次

内容説明

「である」ことと「する」こと、「タコツボ型」と「ササラ型」、「実感信仰」と「理論信仰」など、卓抜な概念が多くの人を魅了してきた岩波新書『日本の思想』には、「戦後民主主義の思想家」という既成の丸山像を揺るがす力が秘められている。日本の伝統から積極的な価値を引き出そうとした丸山「開国論」を参照系としつつ、丸山真男の果たしえなかった企図を今日において引き継ぐ力作評論。

目次

  • 「戦中と戦後の間」—丸山真男の思想史的位置
  • 「「である」ことと「する」こと」(近代社会の論理;日本近代社会の特質)
  • 「思想のあり方について」—「近代」と「開かれた社会」
  • 「近代日本の思想と文学」(「開国」問題のケース・スタディとして;「開かれた知的共同体」の条件)
  • 「日本の思想」(「伝統」の多義性と「開国」への新たな視点;「開国」と「日本近代」)

「BOOKデータベース」 より

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