アメリカン・ソドム

書誌事項

アメリカン・ソドム

巽孝之著

研究社出版, 2001.3

タイトル別名

American Sodom

タイトル読み

アメリカン ソドム

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注記

参考文献: p346-355

内容説明・目次

内容説明

汚れなき楽園アメリカ。そこでは、新たなるカナンの夢と新たなるソドムの悪夢とが表裏一体を成す。植民地時代以来のテクスト群の奥深く、エスニシティとセクシュアリティとが倒錯的に絡み合う。トマス・モートンからスザンナ・ローソン、ロイヤル・タイラーからナサニエル・カヴァリー、ジョージ・リッパードからマーク・マーリスへおよぶ作家たちは、姦通に獣姦、雑婚に同性愛、近親相姦までが跳梁する混在郷の彼方に、いかなる創造的可能性を見出したのか。アメリカ文学研究の第一人者が贈る、ニュー・アメリカニズム以後の最先端批評。

目次

  • 序章 アメリカン・ソドム—楽園都市の魑魅魍魎
  • 第1章 若き共和国の悩み—ウィリアム・ヒル・ブラウン『共感力』
  • 第2章 つれなき美女の墓前で—スザンナ・ローソン『シャーロット・テンプル』二部作
  • 第3章 騙る媚態のスキャンダル—ハンナ・フォスター『放蕩娘』
  • 第4章 アレグロ・バルバロ—ロイヤル・タイラー『アルジェリアの捕囚』
  • 第5章 建国時代のスラップスティック—ヒュー・ヘンリー・ブラッケンリッジ『当世風騎士道』
  • 第6章 ハンナと戦闘姉妹たち—ナサニエル・カヴァリー『女水兵ルーシー・ブルアの遍歴』
  • 第7章 邪眼都市のスペクタクル—ジョージ・リッパード『クエーカー・シティ』
  • 終章 グローバル・カナン—丘の上の無敵

「BOOKデータベース」 より

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