トルコ近現代史 : イスラム国家から国民国家へ
著者
書誌事項
トルコ近現代史 : イスラム国家から国民国家へ
みすず書房, 2001.4
- タイトル別名
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トルコ : 近現代史
- タイトル読み
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トルコ キンゲンダイシ : イスラム コッカ カラ コクミン コッカ エ
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注記
付 (別冊10p ; 19cm) : 『トルコ近現代史』主な登場人物50人
参照文献一覧: p.xviii-xxxv
索引: 巻末pi-xvii
内容説明・目次
内容説明
イスラムの守護者として常にキリスト教世界と対峙し、東地中海に君臨した栄光のオスマン帝国。その実体は、多くの異教徒を抱え込みながら緩やかな統合を実現する「イスラム国家」だった。本書が描くのは、その帝国が西洋との絶えざる交渉の中で、中央集権的な「国民国家」への変身を志し、もがき苦しみつつそれを果たしていく過程であり、また、多大の犠牲を払ってたどり着いた「国民国家」が決して終着駅ではなかったことに気づき懊悩する姿である。近代トルコの味わった興奮と痛みは、おそらくその一国のみの経験ではあるまい。イスラム世界に関心を抱く読者にとって、本書は絶好の水先案内となるだろう。内外における最新の研究を見据えて書き下ろした、気迫あふれる通史である。
目次
- カルロヴィッツ
- 前提—一八世紀のオスマン帝国
- 改革への序章—セリム三世と「新体制」
- 中央集権化への道—マフムート二世の時代
- タンズィマートの時代(一八三九年〜一八七六年)
- 立憲政と専制政治(一八七六年〜一九〇八年)
- 第二次立憲政の時代(一九〇八年〜一九一八年)
- 独立戦争の展開とトルコ共和国の成立(一九一八年〜一九二三年)
- 一党支配の時代(一九二三年〜一九四五年)
- 複数政党制への移行(一九四五年〜一九五〇年)
- 民主党の時代(一九五〇年〜一九六〇年)
- 第二共和制の時代(一九六〇年〜一九八〇年)
- 第三共和制—二一世紀を迎えるトルコ
「BOOKデータベース」 より