妄想
著者
書誌事項
妄想
みすず書房, 2001.6
- :新装
- タイトル別名
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Wahn : Beiträge zu seiner phaenomenologischen und daseinsanalytischen Erforschung
- タイトル読み
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モウソウ
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注記
原著(Pfullingen : Neske, 1965)の翻訳
内容説明・目次
内容説明
本書は、現存在分析から現象学的方法への移行を示しつつ、三つの症例の周到な現象学的記述を試みたビンスワンガー最後のモノグラフィーであり分裂病論の総決算である。症例のなかでもストリンドベリのそれは時間性の障害に基づく自己構成の障害と深く関わる「間接現前」の障害を鮮明に表している。妄想において問題となる相互主観性の領域の出発点ともいえる他我構成論に着目し、妄想における「他者性」の解析を行った先見性など、今日においても本書の意義は大きい。
目次
- 存在論的‐現存在分析的基礎づけ
- 妄想の現存在分析的基礎づけから現象学的研究への移行
- 経験および妄想‐“経験”の特性の現象学的記述
- 経験のなお一層の現象学的構築および妄想‐経験のなお一層の解体
- 宿命の論理
「BOOKデータベース」 より