昭和恐慌 : 日本ファシズム前夜

書誌事項

昭和恐慌 : 日本ファシズム前夜

長幸男著

(岩波現代文庫, 社会 ; 40)

岩波書店, 2001.7

タイトル読み

ショウワ キョウコウ : ニホン ファシズム ゼンヤ

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注記

岩波書店 1973刊の再刊.底本は同時代ライブラリー版(岩波書店 1994刊)

内容説明・目次

内容説明

世界恐慌下、一九三〇年の金解禁=金本位制への復帰によって日本は未曾有の経済危機に陥った。時の蔵相井上準之助や高橋是清の財政金融思想と、経済政策の選択をめぐる左右のイデオロギーの相剋を描き、日本がやがてファシズムへと転落しゆく過程を詳細に追究した本書は、出口なき不況の現在を考えるための示唆に富む。

目次

  • 昭和危機の心情—テロリスト小沼の内面
  • 問題としての金解禁
  • 第一次大戦後の再建金本位制の矛盾
  • 金解禁断行
  • 井上準之助の経済思想
  • 金解禁はなぜ強行されたか—その国際的背景
  • 政友会の積極政策—三土忠造の考え方を中心に
  • 恐慌の深化と金解禁の挫折
  • 恐慌下のマルクス主義とケインズ主義
  • ファシズム—見すてられた小ブルジョアの激発〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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