莵東雑記
著者
書誌事項
莵東雑記
(稲垣足穂全集 / 稲垣足穂著 ; 萩原幸子編, 11)
筑摩書房, 2001.8
- タイトル別名
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Classiques de Inaguaqui Taroupho
- タイトル読み
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トトウ ザッキ
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注記
昭和25年2月から晩年までに発表した短篇, 中篇のエッセイを収録
書名は奥付による
月報あり
CW『死語の生活』については『死後の生活』と表記された刷りもある
収録内容
- 春は曙の記
- 兜卒上生
- 零点哲学
- 香なき薔薇
- 秋風莵堤曲
- 文学者の本分
- 四次元談義
- 月への気球 : 「書き出し」
- 僕の蕪村手帳
- 朝日山の山桃の木に想う
- 夜長
- 日本バガボー
- 須弥山さわぎ
- 僕の弥勒浄土
- 心霊学流行に因んで
- 仏教の将来
- 蜷の区域
- 海と「存在」
- 酒壜天国
- オブジェ・モビール
- 今は哀しき釜掘りの唄
- 神の夢
- 雲雀の世界
- 紅薔薇の小径
- ボクの剪定法
- 永劫流転
- 二人の女弟子 : 梁政子と山本浅子
- 庚子所感
- オブジェの魅力
- 梅日和
- 『一千一秒物語』の倫理
- 肉体とその自由
- 聖道門への憧れ
- 『弥勒』「わが小説」
- 軒近き松原山の記
- 病院の料理番人の文学
- 本ぎらい
- 額縁だけの話
- 田端時代の室生犀星
- 武将と飛行機
- 西山金蔵寺
- 我が家の女たち
- ガス灯へのあこがれ
- クリスマスケーキ
- 視る!
- 私は世界の果てからネクタイを買いに来た
- 世界のはて
- 『死語の生活』
- アフロディテ=ウラニア
- アド・キルー「映画とシュルレアリスム」を読んで
- 無限なるわが文学の道
- 転がり込んだ百万円の賞金 : 週間日記
- 大きな三日月に腰かけて
- 清貧の魅力
- 銷夏特別番組
- 旅順海戦館と江戸川乱歩
- わが稲垣足穂小全と読者群
- コリントン卿登場 : 散文詩
- 山風蠱の頃
- 酒につつまれた話
- タルホ的万国博感
- 読書界を裏返した男
- 銀河鉄道頌
- 神への漸近線上
- 神戸三重奏
- 中性子星の話
- 三島ぼし隕つ
- ウオぎらい
- ユメと戦争
- 空間の虹色のひずみ
- オール・ドーヴル : なつかしの名作から
- わたしの神変自在なソロバン
- タルホ・ファンタジー自註
- 貴婦人はアランポエポエとす
- 加藤郁乎カプリチオ
- “慎重にやれ"の意を含み : 平木国夫著『空気の階段を登れ』
- アドラティ=バウァナ
- 我が見る魔もの : お化けの哲学
- 「非ユークリッド」との因縁
- 朔太郎オナニスト
- サド侯爵の功績
- 桃山暮し記
- 「生」の陰の「犠牲」
- “すでに肉体が真理である" : 笠井叡「天使論」
- 「後庭花」雑話
- 一筆遺書参らせ候
- バブルクンドの砂の嵐 : 新居にはいって
- パリティーの崩壊
- 初っちゃんの話
- 「ニセモノ」としての美女 : わたしの欲望論
- 窮乏礼賛
- 「文科」の頃
- 「GGPG」の思い出
- 「黒」の哲学
- 狂気か死まで行くべし
- 平和の鷹が平和の天使を悦楽の園へ導く
- 最近の来信
- 少年自身
- キャプテン・カポロを送る
- 糸屑巻きタルホノオト
- タルホ=コスモロジー : 同人雑誌「作家」発表作品自註
内容説明・目次
内容説明
本巻には足穂が昭和二十五年二月に京都に移ってから晩年までに発表した短篇、中篇のエッセイを収録した。前半は、名古屋の故小谷剛氏主宰の同人雑誌「作家」に「莵東雑記」「桃南雑記」として発表した作品を主に収録。後半は昭和四十四年日本文学大賞受賞以後に発表したエッセイを収録した。
目次
- 春は曙の記
- 兜率上生
- 零点哲学
- 香なき薔薇
- 秋風莵堤曲
- 文学者の本分
- 四次元談義
- 月への気球「書き出し」
- 僕の蕪村手帳
- 朝日山の山桃の木に想う〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より