国民軍の神話 : 兵士になるということ
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国民軍の神話 : 兵士になるということ
(ニューヒストリー近代日本, 4)
吉川弘文館, 2001.9
- タイトル読み
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コクミングン ノ シンワ : ヘイシ ニ ナル ト イウ コト
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注記
文献案内: 巻末p5-9
主要参考文献一覧: 巻末p10-12
内容説明・目次
内容説明
村や町で生活する名もなき庶民は、いかにして兵士となっていくのか。規律と健康の強制、昇進を求めての競争。その果てに、ある者は無事除隊して故郷に迎えられ、ある者は戦場の露と消えて国家によって慰霊されていく。若者が軍隊生活によって、その身体に刻印していったものとは何なのか。兵士たちのライフサイクルから、国民軍の幻想性を描き出す。
目次
- 1 兵士になる—期待と願望(徴兵検査から徴兵へ;内務班教育と上等兵・下士官;村に帰った兵士たち)
- 2 健康と衛生—米を食べる心性(軍隊の食事—国家はどう決めたのか;軍医たちの兵食論争—脚気対策という科学主義;兵営の食事—兵食改善という科学主義 ほか)
- 3 死ぬということ—追悼の詩(日清戦争の死者たち;戦場の死をめぐって;「万骨枯る」空間—軍用墓地)
「BOOKデータベース」 より