モデルネの葛藤 : ドイツ・ロマン派の「花粉」からデリダの「散種」へ
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モデルネの葛藤 : ドイツ・ロマン派の「花粉」からデリダの「散種」へ
御茶の水書房, 2001.10
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モデルネ ノ カットウ : ドイツ ロマンハ ノ カフン カラ デリダ ノ サンシュ エ
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注記
修士論文『<モデルネ>の葛藤』(1994年度、東京大学) に修正を加えたもの
内容説明・目次
内容説明
ヘーゲルの歴史哲学によって確立された合理主義的な「近代」には回収されない、「もう一つの近代」がある。ドイツ初期ロマン派の「超越論的ポエジー」の理論は、フィヒテの知識学の脱構築を通して、デカルト的なコギトの原理が突き当たった「近代」の袋小路からの“もう一つの”脱出口を模索した。ノヴァーリスの『花粉』と、デリダの『散種』を繋いでいる「美的モデルネ」の隠れた糸を、哲学史と文学史の両面から解明していく。
目次
- 1 フィヒテの“反省”理論の受容
- 2 初期ロマン派のフィヒテ哲学からの離脱
- 3 初期ロマン派の脱近代的性格
- 4 哲学的言語と詩的言語
- 5 反省の媒体としてのポエジー
- 6 “テクスト”構築の意味
「BOOKデータベース」 より