ADHD臨床ハンドブック

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ADHD臨床ハンドブック

中根晃編

金剛出版, 2001.10

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ADHD リンショウ ハンドブック

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文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

本書は、子どもの治療・療育に長年携わってきた著者たちによって、本邦における注意欠陥多動性障害(ADHD)に対する医学と教育からの最新の知見と、最良のアプローチを呈示するものである。ADHDには、落ち着きのなさや、注意集中の困難、衝動性、学習の困難、反抗的行動など、さまざまな病態が見られる。こうした症状は、薬物療法によって改善される例が多いものの、以前に培われてしまった教育の遅れや、自尊心の低さなど、発達的な問題も発生してしまうため、ADHDを持ってしまった子どもたちへの対応は、医学的な見地と教育的な見地の両面から行う必要が出てくる。医師、教育者、心理療法家、研究者といった多方面の筆者たちの手によって、ADHDの知識と臨床実践、療育方法が多彩かつ多面的に描き出されており、ADHD臨床における豊富な知識を提供することだろう。

目次

  • 1 ADHDの臨床—教育への情報提供をめざして(ADHDの臨床像(精神医学;小児科学);成人期のADHD;ADHDと学習障害;ADHDの行動合併症;ADHDの治療;アメリカにおけるADHD治療)
  • 2 ADHD教育の実際—臨床との情報交換を求めて(小学校でのADHD;中学生時期のADHD;学童期のグループ指導;教育と医療の連携)
  • 3 ADHDの研究—臨床現場への架け橋(ADHDへの臨床研究総論;ADHDと脳科学;脳の発達とADHD—極低出生体重児の追跡研究から;ADHDと持続的処理課題;非線型現象としてのADHDの理解;小児精神科と医療倫理—ADHDをめぐって)

「BOOKデータベース」 より

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