身体の中世
著者
書誌事項
身体の中世
(ちくま学芸文庫, [イ-23-1])
筑摩書房, 2001.11
- タイトル別名
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歴史としての身体
- タイトル読み
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シンタイ ノ チュウセイ
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注記
「歴史としての身体」(柏書房 1992年刊)の改題
文献目録: p369-383
内容説明・目次
内容説明
どの時代にもまして、身体を媒介として世界と関わったヨーロッパ中世。この時代、身体の各部位には多彩なメタファーが盛り込まれており、また、身体表現・感情表現には極めて重層的な社会的意味がこめられていた。アナール学派の研究をふまえつつ、多数の図像を用いて、「からだ」と「こころ」に向けられた中世ヨーロッパの視線から、色鮮やかな人間観を緻密に描きだす。
目次
- 1 身体コミュニケーション(身振りのシンボリズム;ダンスのイメージ ほか)
- 2 身体に関する知・メタファー・迷信(ミクロコスモス=マクロコスモス;「聖なる」からだと「穢れた」からだ ほか)
- 3 からだの「狂い」とこころの「狂い」(病気—罪の結果か受難の印か;狂気—悪魔憑きか神の使者か ほか)
- 4 感情表現の諸相(聖と俗の泣き笑い;嫉妬と羞恥—人間関係が生みだす情動 ほか)
- 5 五感の歴史(視覚—色彩と風景の台頭;聴覚—日常生活における音 ほか)
「BOOKデータベース」 より