挑発としての文学史
著者
書誌事項
挑発としての文学史
(岩波現代文庫, 学術 ; 66)
岩波書店, 2001.11
- タイトル別名
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Literaturgeschichte als Provokation
Die Theorie der Rezeption-Rückschau auf ihre unerkannte Vorgeschichte
- タイトル読み
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チョウハツ トシテノ ブンガクシ
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注記
「挑発としての文学史」 (岩波書店, 1976年刊) 及び「思想」 (1992年10月号) からの抜粋・改訳
内容説明・目次
内容説明
従来、文学と芸術の歴史とは作家と作品の歴史であるとされてきた。このような見方に対して、著者は、作品の生命は作品そのもののなかにあるのではなく、その時代・環境に生きる読者による作品の現実化・再生にこそあると問題を提起し、「受容の歴史」の重要性を説く。ドイツでの激しい論争の火ぶたを切った表題論文の他、新編集により二論文を収め、全面的に改訳した。
目次
- 1 挑発としての文学史(文学史は歴史でありうるか;文学史における歴史と美学の乖離;マルクス主義文学史観の問題点と限界 ほか)
- 2 芸術時代の終焉—ハイネ、ユゴーおよびスタンダールにおける文学革命の諸相(スタンダールの詩的革命;ハイネの宣言「芸術時代の終焉」とヘーゲルの命題「芸術の終焉」;ユゴーの文学革命 ほか)
- 3 受容理論—その知られざる前史を顧みて(「受容」概念はなぜ必要か;解釈学と受容の関係;中世における受容の考え方 ほか)
「BOOKデータベース」 より