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時間論

中島義道著

(ちくま学芸文庫, [ナ-8-1])

筑摩書房, 2002.2

タイトル読み

ジカンロン

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内容説明・目次

内容説明

時間とは、“いま”が次々に姿を現しては過去へと消えていく流れである—こうした「一般常識」は、西洋哲学でも支配的だった。その「現在中心主義」というべき時間像においては、非日常的な長さや幅のない極小的“いま”が前提にされている。しかし、その前提自体が誤解なのだ。この誤解を解いていくと、むしろ、想起の対象としての過去との対比で、初めて“いま”が成立するという「過去中心主義」が迫り出してくる。人間を呪縛してきた「現在中心主義」に疑義をとなえ、時間とは何なのかを見つめなおす、新しい時間論。

目次

  • 第1章 過去中心主義とは何か
  • 第2章 過去と空間化
  • 第3章 過去と想起
  • 第4章 過去と自由
  • 第5章 時間の限界としての現在
  • 第6章 幻想としての未来

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA55714611
  • ISBN
    • 4480086838
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    228p
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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