経済成長の「質」
著者
書誌事項
経済成長の「質」
東洋経済新報社, 2002.4
- タイトル別名
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The quality of growth
経済成長の質
- タイトル読み
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ケイザイ セイチョウ ノ「シツ」
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注記
その他の著者: マンスール・ダイラミ, アショク・ダレシュワー, ダニエル・カウフマン, ナリン・キショー, ラモン・ロペス, ヤン・ワン
原著 (New York : Oxford University Press, 2000) の全訳
参考文献: p239-270
内容説明・目次
内容説明
経済成長はこれまで貧困緩和の重要な柱として位置付けられてきた。だが多くの発展途上国をみると、経済成長率と貧困率の低下であまり密接に関連しているとはいいがたいケースがある。当初期待されていたほど、発展途上国の貧困率は下がっていないし、貧富の差も縮小していない。本書は、これまでの成長のパターンを見直し、貧困緩和には経済成長だけではなく、どのように成長するかという成長の「質」が重要だということを、さまざまな国のデータなどを検証しながら提示する。具体的には、教育投資、雇用機会の拡大といった人的資本への投下や、ガバナンスの重要性、環境への配慮といった観点が重要であり、これまでの物的資本偏重だった投資や援助などを変更していくべきだと提言している。
目次
- 概観
- 第1章 さまざまな発展の記録
- 第2章 資本・成長と社会的厚生
- 第3章 機会分配の改善
- 第4章 自然資本の維持
- 第5章 グローバルな金融リスクへの対処
- 第6章 ガバナンスと汚職防止
- 第7章 変革の機会をとらえる
「BOOKデータベース」 より