大阪のスラムと盛り場 : 近代都市と場所の系譜学

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大阪のスラムと盛り場 : 近代都市と場所の系譜学

加藤政洋著

創元社, 2002.4

タイトル読み

オオサカ ノ スラム ト サカリバ : キンダイ トシ ト バショ ノ ケイフガク

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内容説明・目次

内容説明

本書は、ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』の一文を導きとして、現在では「ミナミ」として知られる大阪の旧市街地南部の歴史を1880年代(明治中期)〜1920年代(大正・昭和初期)のなかで観察し、盛り場、貧民街、市場、商店街、遊廓など、さまざまな場所の創出や変容、そしてその消滅を「場所の系譜」としてたどり記述する試みである。

目次

  • 第1章 大阪の「市区改正」計画—悪疫流行時の衛生行政を中心に
  • 第2章 「名護町」取り払い計画—大阪初のスラムクリアランスをめぐって
  • 第3章 木賃宿街「釜ヶ崎」の成立とその背景
  • 第4章 黒門市場の成立事情
  • 第5章 盛り場「千日前」の系譜
  • 第6章 飛田遊廓以降の花街と土地開発
  • 第7章 消費される都市空間—遊歩者たちの足どりと語り

「BOOKデータベース」 より

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