日本社会史における伝統と創造 : 工業化の内在的諸要因1750-1920年
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日本社会史における伝統と創造 : 工業化の内在的諸要因1750-1920年
(MINERVA日本史ライブラリー, 13)
ミネルヴァ書房, 2002.6
増補版
- タイトル別名
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Native sources of Japanese industrialization, 1750-1920
- タイトル読み
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ニホン シャカイシ ニオケル デントウ ト ソウゾウ : コウギョウカ ノ ナイザイテキ ショヨウイン 1750 1920ネン
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注記
増補執筆者: 斎藤修
著者の肖像あり
内容説明・目次
内容説明
日本の近代化は伝統的要素と近代的要素のダイナミックな混合であった—著者独自の視点と実証から、日本の近代工業化の諸要因を徳川期に探る。本書は、マルクス主義のパラダイムの影響力が低下した後、それに代わる枠組みを見出さないでいる、わが国における日本史研究に新しい視角を与える一書である。今回、新たにスミス史学に関する2編を追加収録し、「増補版」として刊行。
目次
- 第1部 前近代経済成長(前近代経済成長—西洋と日本;徳川時代の年貢;前工業化期日本の農家副業—長州藩上関宰判の事例を中心として;一八世紀日本の農民家族と人口調節—ナカハラ村の事例)
- 第2部 徳川社会の変質(日本の士族的革命;明治維新の社会的要因—不満をもった人々;徳川時代におけるイデオロギーとしての「能力」;大蔵永常と技術者たち)
- 第3部 初期工場労働者の意識(日本における農民の時間と工場の時間;恩恵への権利—自尊心と日本の労働者一八九〇‐一九二〇年)
- 増補 スミス史学の展開(日本の労働運動におけるイデオロギーとしての「権利」;経済史とはどのような学問か—トマス・スミスの方法)
「BOOKデータベース」 より