マックス・ヴェーバーの犯罪 : 『倫理』論文における資料操作の詐術と「知的誠実性」の崩壊

書誌事項

マックス・ヴェーバーの犯罪 : 『倫理』論文における資料操作の詐術と「知的誠実性」の崩壊

羽入辰郎著

(Minerva人文・社会科学叢書, 70)

ミネルヴァ書房, 2002.9

タイトル別名

マックスヴェーバーの犯罪 : 倫理論文における資料操作の詐術と知的誠実性の崩壊

タイトル読み

マックス ヴェーバー ノ ハンザイ : リンリ ロンブン ニオケル シリョウ ソウサ ノ サジュツ ト チテキ セイジツセイ ノ ホウカイ

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注記

ドイツ語による博士論文 (東京大学, 1994年提出) を翻訳・改訂増補したもの

文献目録: p289-300

人名索引・事項索引: 巻末p1-10

内容説明・目次

内容説明

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』が出版されてから既に百年になろうとする。その百年間、ヴェーバーの誤魔化しは見逃され続けてきた。果たして人々が崇拝するほどにヴェーバーは正しかったのか。本書は厳密なテキスト・クリティークにもとづき、その検証を試みる。ドイツ・ヴェーバー研究の世界に衝撃を与えた先鋭な研究の全貌が今初めて明らかとなる。

目次

  • 第1章 “calling”概念をめぐる資料操作—英訳聖書を見ていたのか(犯行現場としての『倫理』論文;ヴェーバーの主張とその分析 ほか)
  • 第2章 “Beruf”‐概念をめぐる資料操作—ルター聖書の原典ではなかった(“Beruf”をめぐるアポリア;ヴェーバーによるアポリアの回避 ほか)
  • 第3章 フランクリンの『自伝』をめぐる資料操作—理念型への固執(フランクリンの功利的傾向;「神の啓示」の謎 ほか)
  • 第4章 「資本主義の精神」をめぐる資料操作—大塚久雄の“誤読”(「資本主義の精神」という魔術;「資本主義の精神」の構成 ほか)
  • 終章 『倫理』論文からの逃走

「BOOKデータベース」 より

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