母体保護法とわたしたち : 中絶・多胎減数・不妊手術をめぐる制度と社会
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母体保護法とわたしたち : 中絶・多胎減数・不妊手術をめぐる制度と社会
明石書店, 2002.9
- タイトル別名
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母体保護法とわたしたち : 中絶多胎減数不妊手術をめぐる制度と社会
- タイトル読み
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ボタイ ホゴ ホウ ト ワタシタチ : チュウゼツ タタイ ゲンスウ フニン シュジュツ オ メグル セイド ト シャカイ
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注記
資料1 刑法 堕胎罪: p253. 資料2 優生保護法: p254-263. 資料3 母体保護法: p264-268
参考文献: 章末
収録内容
- 母体保護法・人工妊娠中絶の現代的意味 : 問題を共有していくために / 齋藤有紀子 [執筆]
- 母体保護法の歴史的背景 / 松原洋子 [執筆]
- 国民優生法・優生保護法と精神科医 / 岡田靖雄 [執筆]
- 強制不妊手術の過去と現在 : ドイツ・スウェーデン・日本 / 市野川容孝 [執筆]
- 刑法と母体保護法 : 日本法の解釈をめぐって / 甲斐克則 [執筆]
- 精神障害者と「優生」 / 加藤真規子 [執筆]
- 産婦人科医にとっての母体保護法 / 佐藤孝道 [執筆]
- 人工妊娠中絶をした女性のケア : 看護・助産職の調査から / 大久保美保 [執筆]
- 妊娠中に胎児に「予想外の出来事」があった女性たちの体験 / 中込さと子 [執筆]
- ドイツの胎児条項廃止とドイツ人類遺伝学会声明 / 玉井真理子 [執筆]
- 多胎妊娠と減胎手術 : 主として母体保護の観点から / 根津八紘 [執筆]
- 新生児医からみた多胎妊娠と減数手術 / 加部一彦 [執筆]
- 双子の妊娠と育児 / 堀田久美 [執筆]
- 人工妊娠中絶と女性の自己決定権 : 女性の身体の自由のための選択権をめぐって / 三輪和惠 [執筆]
- 女性と障害者 : 女で障害者の私が、女の運動の中から考えること / 米津知子 [執筆]
- 確かに言えることと確かには言えないこと / 立岩真也 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
母体保護法と、それに伴うさまざまな矛盾。それは、ヒト生命を人為的に終了させる人工妊娠中絶に正当な理由をつけ、それを制度的に保障しなければならないことからくる矛盾でもある。本書は、いわゆる法律・法規範が、保護し、実現をはかろうとしている「生命・人権の尊重」と、母体保護法を取り巻く「現実」について、そのギャップ・一致を含め、さまざまな視点・立場から問題を照らしだし、多くのひとが、自分たちの問題として、この法律と向き合う契機を提供することを目指している。
目次
- 母体保護法・人工妊娠中絶の現代的意味—問題を共有していくために
- 母体保護法の歴史的背景
- 国民優生法・優生保護法と精神科医
- 強制不妊手術の過去と現在—ドイツ・スウェーデン・日本
- 刑法と母体保護法—日本法の解釈をめぐって
- 精神障害者と「優生」
- 産婦人科医にとっての母体保護法
- 人工妊娠中絶をした女性のケア—看護・助産職の調査から
- 妊娠中に胎児に「予想外の出来事」があった女性たちの体験
- ドイツの胎児条項廃止とドイツ人類遺伝学会声明〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より