書誌事項

学校の中の事件と犯罪 : シリーズ

柿沼昌芳, 永野恒雄編著

(戦後教育の検証)

批評社, 2002.11-2005.12

  • 1 1945-1985
  • 2 1986-2001
  • 3 1973-2005

タイトル別名

シリーズ学校の中の事件と犯罪

タイトル読み

ガッコウ ノ ナカ ノ ジケン ト ハンザイ : シリーズ

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注記

戦後教育事件史年表 (1945-2002): 1: p163-207. 2: p167-211

戦後教育事件史年表 (1970-2005): 3: p160-195

参考文献: 1-2: 章末. 3: p156-159

内容説明・目次

巻冊次

1 1945-1985 ISBN 9784826503600

内容説明

1945年—公教育は劇的な変化を遂げた。それは教育の地方自治と民主教育という希望と栄光に包まれて出立したが、1950年代以降「学力テスト」「勤務評定」など、教育の国家統制をめざす一連の教育施策によって、多くの教師は教育闘争を余儀なくされ、教育をめぐる事件や犯罪は、闘争や論争の背後に押しやられた。さらに1969年の「高校紛争」、1980年代の「校内暴力」は、戦後教育の“負の遺産”を突きつけた。21世紀を迎えた今日、教師としての知性と感性と経験をもとに、事件と犯罪の実相を解読し、教育の今日的状況を検証する。

目次

  • 立教学院幹部追放事件(1945)
  • 鏡子ちゃん殺害事件(1954)
  • 小松川高校事件(1958)
  • 旭川学力テスト事件(1961)
  • 阿倍野高校・日の丸「連日掲揚」事件(1965)
  • 私立目黒高校授業盗聴事件(1965)
  • 農大ワンゲル部「死のシゴキ」事件(1965)
  • 阪南高校卒業式妨害事件(1969)
  • 都立上野高校の紛争と改革(1969)
  • 伝習館高校事件(1970)〔ほか〕
巻冊次

2 1986-2001 ISBN 9784826503617

内容説明

1997年の「神戸少年A事件」、1998年の「黒磯ナイフ事件」をきっかけに「少年法」は厳罰化され、1999年の「広島県世羅高校・校長自殺事件」を機に国旗・国歌法が制定されるなど、ナショナリズムへの回帰が加速し、「教育基本法」までもが改正されようとしている。これらは戦後教育の流れを変える「教育改革」が、常に“事件”を契機に進化することを証している。教育をめぐる事件と犯罪の実態を、教師としての知性と感性と経験をもとに解読し、教育の今日的状況を検証する。1945〜2001の戦後教育事件史年表収録。

目次

  • 都立高校教師ホーム転落死事件(1986)
  • 鹿川君いじめ自殺事件(1986)
  • 浦安市暴走族抗争致死事件(1989)
  • 福岡市中学生「生き埋め」事件(1989)
  • 神戸高塚高校「校門圧死」事件(1990)
  • 兵庫県立農業高校不正入試事件(1991)
  • 神戸高専「エホバの証人」事件(1991)
  • 風の子学園事件(1991)
  • 龍野市体罰自殺事件(1994)
  • 大島南高校飛び込み事件(1995)〔ほか〕
巻冊次

3 1973-2005 ISBN 9784826503624

内容説明

子どもたちをめぐる重大事件や犯罪の“発生数”が近年著しく増加しているわけではない。それにもかかわらず、少年事件の“報道件数”は急増し、1997年以降はそれまでの10倍以上に及んでいるという。学校という“異空間”が閉塞した情況に追い込まれるなかで、子どもたちの心意と心性は大人たちの想像を絶する孤絶の深い闇に覆われ、他者との関係を不可視のベールによって遮断されているかのようである。現場教師が知性と感性と経験をもとに今日の教育情況を検証する。

目次

  • 1970年代(立教大学助教授教え子殺人事件・1973;都立富士高校放火事件・1973 ほか)
  • 1980年代(国士舘大学理事学内刺殺事件・1983;目黒・両親祖母刺殺事件・1988 ほか)
  • 1990年代(山形マット死事件・1993;京都大学矢野教授セクハラ事件・1993 ほか)
  • 2000年代(佐賀県バスジャック事件・2000;岡山県野球部員金属バット殺傷事件・2000 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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