小説の黄金時代
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小説の黄金時代
(叢書・ウニベルシタス, 755)
法政大学出版局, 2003.3
- Other Title
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L'âge d'or du roman
- Title Transcription
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ショウセツ ノ オウゴン ジダイ
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Note
原著(Grasset, 1996)の全訳
Description and Table of Contents
Description
現代文学の荒野に逆説的に黄金時代を現出させた11人の作家たち—ミラン・クンデラ、サルマン・ラシュディ、大江健三郎、カルロス・フエンテスらの代表作を分析・解読しつつ、現代文学の直面する問題を世界文学の視野から鳥瞰する。
Table of Contents
- 作家ラシュディ(サルマン・ラシュディ『悪魔の詩』、一九八八年)
- 技巧と真実(フィリップ・ロス『背信の日々』、一九八六年)
- 幻滅したアイロニー(ミラン・クンデラ『不滅』、一九九〇年)
- 物語の恐慌(マリオ・バルガス・リョサ『フリア叔母さんと三文文士』、一九七七年)
- エクリチュールの樹(クロード・シモン『アカシア』、一九八九年)
- カプリチョス(フアン・ゴンティソロ『戦いの後の風景』、一九八二年)
- 意味の四散(ダニロ・キシュ『砂時計』、一九七二年)
- 地獄の一季節(大江健三郎『万延元年のフットボール』、一九六七年)
- 窮地に追い込まれた小説に関するとりとめのないノート(アラン・ロブ=グリエ『ロマネスク』『ふたたび現れる鏡』『アンジェリク、あるいは魅惑』『コラントゥの最後の日々』、一九八五年、一九八八年、一九九四年)
- フランス風ディヴェルティメント(ミラン・クンデラ『緩慢さ』、一九九五年)
- 人形倒しゲーム(トーマス・ベルンハルト『絶滅』、一九八六年)
- 逆説のための謝肉祭(カルロス・フェンテス『まだ生れていないクリストバル』、一九八七年)
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