臨床文学論 : 川端康成から吉本ばななまで

書誌事項

臨床文学論 : 川端康成から吉本ばななまで

近藤裕子著

彩流社, 2003.2

タイトル読み

リンショウ ブンガクロン : カワバタ ヤスナリ カラ ヨシモト バナナ マデ

大学図書館所蔵 件 / 172

注記

使用テキスト: p269-270

参考文献: p270-278

内容説明・目次

内容説明

本書は、自己危機・自己溶解というものが、どのような出来事として生起するのか、言い換えれば“わたし”という幻想が何によって支えられ、どのような糸に開かれ/閉ざされているのかを、現代文学というテクストに拠りながら解き明かそうと試みたものである。

目次

  • 視覚の揺らぎ—川端康成の“目”
  • 淋しい身体、浮遊する台所—吉本ばなな「キッチン」論
  • ふと気づく“わたし”—吉本ばななの時間・身体・言葉
  • チーズ・ケーキのような“緑”の病い—村上春樹「ノルウェイの森」論
  • 闇の中の白い鳥—山本昌代の家族小説
  • 受苦と幻声—山本昌代の兆候感覚
  • 匂いとしての“わたし”—尾崎翠の述語的世界
  • 教室の中の“わたし”—臨床文学教育の試み

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ