民主主義の前進
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民主主義の前進
(父が子に語る世界歴史 / ジャワーハルラール・ネルー [著] ; 大山聰訳, 5)
みすず書房, 2003.2
新版
- タイトル別名
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Glimpses of world history : being further letters to his daughter, written in prison, and containing a rambling account of history for young people
- タイトル読み
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ミンシュ シュギ ノ ゼンシン
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注記
Glimpses of world history.原著第4版の翻訳
内容説明・目次
内容説明
19世紀になって、ダーウィンを筆頭とする科学の発達が、はじめてキリスト教会の権威に打ち勝った。それは、ドイツ、フランス、イギリスに、期せずして偉大な「思想家」たちが誕生した時代でもある。まるで、無数の水滴がひとつの「歴史」という大河に合流するかのように、19世紀は、一方で経済を基盤にした帝国主義を発展させ、他方で、民主主義を大きく前進させた。そこで視野に入ってくるのは、イギリスが繁栄を謳歌したヴィクトリア時代であり、カール・マルクスにはじまる社会主義の黎明であり、アメリカの南北戦争であり、アイルランド自治独立問題の先鋭化である。しかしネルーは、「民主主義」なるもののはらむ複雑な問題点と限界を、透徹した洞察力で見抜き、けっして見逃さない。20世紀に突入する直前の時代が、厚みと含蓄に富んだ歴史として、ふたたび語られる。
目次
- 回顧
- イラン文化の伝統
- ペルシアの帝国主義と民族主義
- 一八四八年のヨーロッパ
- イタリアの統一と独立
- ドイツの勃興
- 大思想家たち
- ダーウィンと科学の勝利
- 民主主義の前進
- 社会主義の黎明〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より