楕円曲線論概説
著者
書誌事項
楕円曲線論概説
シュプリンガー・フェアラーク東京, 2003.3-2003.10
- 上
- 下
- タイトル別名
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Advanced topics in the arithmetic of elliptic curves
- タイトル読み
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ダエン キョクセンロン ガイセツ
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注記
原著 (Springer-Verlag, c1994) の翻訳
参考文献: 上巻p[349]-360, 下巻p[307]-318
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784431709879
内容説明
20世紀のはじめ、高木貞治らにより類体論が発展した。本書で扱われているトピックの一つ、虚数乗法は、この類体論の特殊化である。類体論でできたことを、より次元の高いところへ抽象化するのではなく、楕円曲線という数学的には具体的な対象をもとにして「精密化」しようとしている点に本書の特徴がある。また、例を豊富に使って直感的にわかりやすい説明がなされており、練習問題・参考文献も多数集められている。
目次
- 楕円関数とモジュラー関数
- 虚数乗法
- 完備体上の楕円曲線
- 局所高さ関数
- いくつかの役に立つ表
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784431709886
内容説明
楕円曲線論は、フェルマー予想解決に重要な役割を果たした志村‐谷山予想など、最新の整数論と深い関連があり、またICカードへの組込みなど楕円曲線暗号が実用化されるにつれ、応用の立場からも活発に研究が進められている。本書は、楕円曲線論に関する優れたテキスト『楕円曲線論入門』(J.テイトとの共著)で定評のあるJ.H.シルヴァーマンによる好著で、さらに詳しく学びたい読者のために、より進んだトピックを提供することをねらいとしている。この邦訳版では上・下巻の分冊とし、下巻では楕円曲面、N´eronモデル、の各章を収録した。20世紀のはじめ、高木貞治らにより類体論が発展した。本書で扱われているトピックの一つ、虚数乗法は、この類体論の特殊化である。類体論でできたことを、より次元の高いところへ抽象化するのではなく、楕円曲線という数学的には具体的な対象をもとにして「精密化」しようとしている点に本書の特徴がある。また、例を豊富に使って直感的にわかりやすい説明がなされており、練習問題・参考文献も多数集められている。
目次
- 楕円曲面(関数体上の楕円曲線;弱Mordell‐Weil定理;楕円曲面 ほか)
- N´eronモデル(群多様体;スキームとSスキーム;群スキーム ほか)
- いくつかの役に立つ表(ベルヌーイ数とζ(2k);Δ(τ)とj(τ)のFourier係数;虚数乗法をもつQ上の楕円曲線)
「BOOKデータベース」 より