精神分析における未構成の経験 : 解離から想像力へ
著者
書誌事項
精神分析における未構成の経験 : 解離から想像力へ
誠信書房, 2003.6
- タイトル別名
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Unformulated experience : from dissociation to imagination in psychoanalysis
未構成の経験 : 精神分析における
- タイトル読み
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セイシン ブンセキ ニオケル ミコウセイ ノ ケイケン : カイリ カラ ソウゾウリョク エ
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注記
原著 (1997年刊) の翻訳
文献: p[323]-341
内容説明・目次
内容説明
著者が本書で提唱している「未構成の経験」という概念は、抑圧などの防衛による無意識とは異なる「それについてまだはっきりと考えたことのない経験」をさしている。本書は、対人関係学派の最先端に立つ著者が、解釈学を背景に、無意識を未構成の経験という視点から読み解き直すことで、転移‐逆転移関係、解釈、抵抗といった現象について臨床的に新しく有益な見方を提示する刺激的な書である。
目次
- 第1部 構成された経験と未構成の経験(差し出されたものと作り上げたもの—構築主義の考え方;未構成の経験—序論;慣れ親しんだ混沌—防衛としての未構成の経験 ほか)
- 第2部 自己欺瞞についての再検討—解離の理論のために(想像と創造的な語り—解離と構成についての考察;詳細に思い浮かべないこと—強い意味での解離;物語の硬直性—弱い意味での解離 ほか)
- 第3部 分析家の仕事における未構成の経験(解釈と主観性—抵抗の現象学;患者に関する分析家の未構成の経験;ガダマーの解釈学—場に組み込まれている分析家のための哲学 ほか)
「BOOKデータベース」 より