書誌事項

『心のノート』研究

柿沼昌芳, 永野恒雄編著

(SERIES「教育改革」を超えて, 1)

批評社, 2003.7

タイトル別名

心のノート研究

タイトル読み

ココロ ノ ノート ケンキュウ

大学図書館所蔵 件 / 129

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: 章末

内容説明・目次

内容説明

『心のノート』は、子どもたちに「自分で」書き込ませながら、規範意識を内面化させる。河合隼雄によるユング心理学を応用した一種のマインド・コントロールである。教育基本法「改正」論は、その論拠に子どもたちの規範意識や道徳心の低下など、モラルの崩壊を掲げる。『心のノート』導入と教育基本法「改正」は、表裏一体なのである。グローバリズムの猛威を背景に、競争、効率、サバイバル、自己責任という企業社会の論理が、今や、教育の世界にも侵入している。サバイバル競争と成績至上主義が、教育の場からモラルを喪失させようとしている。現場教師による『心のノート』の危険性についての緊急報告。

目次

  • 第1部 対談 なぜ、今『心のノート』なのか(斎藤貴男;柿沼昌芳;永野恒雄(司会))
  • 第2部 『心のノート』を検証する(子どもの心と乖離する『心のノート』;学級の子どもと『心のノート』を付き合わせて考える;「きれいごと」がほんとうらしく見えるとき—『心のノート』の外し方 ほか)
  • 第3部 『心のノート』の背景(『心のノート』が登場した背景;河合隼雄の『心のノート』作成意図;「モラル」を弄ぶ『心の東京革命』 ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA62892722
  • ISBN
    • 4826503768
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    213p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ