ヒロシマ : 壁に残された伝言
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ヒロシマ : 壁に残された伝言
(集英社新書, 0192D)
集英社, 2003.7
- タイトル読み
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ヒロシマ : カベ ニ ノコサレタ デンゴン
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内容説明・目次
内容説明
広島市の小学校の、剥げ落ちた壁の奥に、白墨で書かれた伝言が見つかった。それはかつて原爆資料館にも展示されていた菊池俊吉氏撮影の「被爆の伝言」写真の、その原物が、二〇世紀の末になって再び人々の前に現れた奇跡の瞬間だった。著者はNHK広島放送局のディレクターとして取材を始める。一九四五年八月、辛うじて倒壊をまぬがれた袋町国民学校は、被災者の救護所として使用された。安否をたずね、消息をしらせる短い伝言。長い年月を凌いできた縁者が、初めて直に伝言に向き合う一瞬。半世紀を経て蘇る「あの日」。覇権とテロのせめぎあう時代に、改めてヒロシマを問う。
目次
- 序章 重なった奇跡
- 第1章 写真家が見たヒロシマ
- 第2章 幻の姉に出会えた
- 第3章 児童を殺した教師たち
- 第4章 新発見、迷路をたどるように
- 第5章 親と子
- 第6章 伝言との対面
- 第7章 そして残されたもの
- 終章 テロと戦争の時代に
- あとがき 三年後の出来事
「BOOKデータベース」 より