日中比較による異文化適応の実際
著者
書誌事項
日中比較による異文化適応の実際
溪水社, 2003.12
- タイトル別名
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Reality of cross-cultural adjustment from a comparison between Japan and China
- タイトル読み
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ニッチュウ ヒカク ニ ヨル イブンカ テキオウ ノ ジッサイ
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注記
博士論文(名古屋大学 2001年)に加筆修正を加えたもの
引用文献: p147-153
内容説明・目次
内容説明
本書は、2001年9月に名古屋大学大学院教育発達科学研究科に提出した筆者の博士論文に、加筆修正を加え公刊したものです。現在の国際化社会で、「異文化」をテーマにした研究の要請をもたらせたのは、必然的であると思われます。「異文化」を考えるとき、「異文化」の基準も多様化されてきています。マクロ的に考えれば、国が違うともちろん「異文化」となり、宗教が違うと、それも当然「異文化」となります。ミクロ的に考えても、日本の関東と関西も日本国内における「異文化」となります。さらに、結婚する同士がそれぞれ持っている家庭背景なども「異文化」と言えるでしょう。そこで如何にして異なる文化の中で上手に適応していけるのか、あるいはどうしたら文化背景の異なる人たちの異文化適応を援助していけるのかと考えるようになりました。本書は主に日本と中国の関係性を通して「異文化」について論じていきます。
目次
- 第1章 問題の所在(論理療法における異文化適応を援助する可能性;本研究の目的)
- 第2章 在日中国人留学生の異文化適応(中国人留学生のビリーフ・システムと学習態度・意欲が異文化適応に与える影響(研究1);ロールシャッハ・テストのW反応から見た在日中国人の把握様式(研究2))
- 第3章 在中日本人留学生の異文化適応(研究3)
- 第4章 自我同一性、ビリーフ・システムと学校適応に関する日中比較(研究4)
- 第5章 日中のことばから捉えた文化と神経症(研究5)
- 第6章 結論と今後の課題
「BOOKデータベース」 より