山野河海の列島史
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書誌事項
山野河海の列島史
(朝日選書, 746)
朝日新聞社, 2004.2
- タイトル読み
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サンヤ カカイ ノ レットウシ
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注記
『一冊の本』の連載「ぼくの倭人伝--山野河海の列島史」 (2001年10月号-2003年10月号) をまとめたもの
内容説明・目次
内容説明
「僻遠の地」であった対馬や壱岐が、「珍貨充溢す」とその繁栄をうたわれたのはなぜか。“北の民”と思われてきた蝦夷(えみし)の足跡を全国的にたどることができるのはどうしてか。熊襲(くまそ)や隼人(はやと)は、はたして「平定」されるだけの人びとだったのか。各地に伝わった風土記と、『古事記』や『日本書紀』との記述の違いはどう読めばいいのか…。日本列島をたんねんに歩いて、山野河海に息づく人びとの声に耳を澄ませば、地域に根ざした歴史が浮かびあがってきた。古代より現代のほうがすぐれている、地方より中央のほうが進んでいる。そんな“常識”をいちど捨てれば、見えなかったものが見えてきた。半世紀にわたる旅と思索の蓄積をもとに綴られた「地域に勇気を与える古代史」。
目次
- 倭人伝の描く列島像
- 唐古・鍵遺跡と勾玉の容器
- 江南と倭人文化
- ムラと村について
- 蝦夷私考
- 熊襲・隼人私考
- 風土記の考古学
- 水—神泉苑・井戸尻遺跡のこと
- 寺と神社でおもうこと
「BOOKデータベース」 より