ヒステリー研究
著者
書誌事項
ヒステリー研究
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 2004.2
- 上
- 下
- タイトル別名
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Studien über Hysterie
- タイトル読み
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ヒステリー ケンキュウ
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注記
原著 (Leipzig and Wien: Franz Deuticke, 1895) の全訳
参考文献: p293-302(下)
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784480088321
内容説明
フロイトはいまだ歴史に属してはおらず、精神分析の知は汲み尽くされてはいない。一知半解の愚を避けるには、精緻な再読・三読にしくはない。正確平明な新しい日本語版が必要だ。フロイト新訳プロジェクトは本書をもって始まる。精神分析の誕生を告げるこの記念碑的著作は、ブロイアーとフロイトの理論や治療技法上の差異のみならず、両者の複雑な人間関係をも反映して興味深い。さらに、古典的症例(アンナ・O、エミー・フォン・N、ルーシー・R、カタリーナ、エリーザベト・フォン・R)の報告は、女性たちの驚くべき受難史を詳細に語って、文学的香気さえ漂わせる。本巻には序文、第1章、第2章を収録。全2巻。
目次
- 第1章 ヒステリー現象の心的メカニズムについて(ブロイアー/フロイト)
- 第2章 病歴(アンナ・O嬢(ブロイアー);エミー・フォン・N夫人(フロイト);ミス・ルーシー・R(フロイト);カタリーナ(フロイト);エリーザベト・フォン・R嬢(フロイト))
- 巻冊次
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下 ISBN 9784480088338
内容説明
「(精神分析の)意味深い発展にはいっさい関与してはいない」(ブロイアー)。「カタルシス法から精神分析の発展に関心をもつ人なら誰であれ、『ヒステリー研究』から始めて、私の歩んだのと同じ道を進むのがよいだろう」(フロイト)。友情は離反へと至り、共著は訣別の書となった。二人のあいだに何が起こったのだろうか。精神分析理論の形成過程と、その背後の人間ドラマを証言する重要著作。本巻には第3章、第4章、第2版への序文を収録する。さらにブロイアーの業績、フロイトとの交渉、本書の同時代における受容、カタルシス概念の変遷と広がりなどを斬新な視点から論じる訳者解説、参考文献、索引を併載。全2巻。
目次
- 第3章 理論的考察(ブロイアー)
- 第4章 ヒステリーの精神療法について(フロイト)
「BOOKデータベース」 より