文化のオフサイド/ノーサイド
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書誌事項
文化のオフサイド/ノーサイド
岩波書店, 2004.3
- タイトル別名
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文化のオフサイドノーサイド
- タイトル読み
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ブンカ ノ オフサイド ノーサイド
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内容説明・目次
内容説明
ここ十数年来の文化変化を中国と日本という二つの視点を通して点描し、地球経済の一体化、情報通信技術やニューメディア・テクノロジーの発達によって、かつて文化と文化のあいだにあった影響関係が、どのように多層的な結合関係になったか、また、来るべき将来に何をもたらすかなどについて、消費、メディア、教育、文学表象など複数の角度から検証する。異文化理解や文化受容などといったパラダイムの再編、および文化理論の再構築を視野に入れた、意欲的な現代文化批判。
目次
- 1 文化越境の現場から(テレビという名の「窓」;異空間としてのデパート;「内」と「外」の感受性をつなぐもの;断片化された「異文化」;変わりゆく「窓」の内側の風景)
- 2 溶け出す境界/閉じる境界(流動化する境界—文化のオフサイド/ノーサイドとは何か;文化批判のジレンマ;教える現場を揺らす文化の他者;〈大衆〉が消えた後に;情念消費としての言語ゲーム;漂流する家族像)
- 3 仕切りを壊すテクスト(映像を欲望する小説;回収された「民俗」の想像力;言葉の外に出るという試み;「歴史」になりすます文学)
「BOOKデータベース」 より