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優生学と障害者

中村満紀男編著

明石書店, 2004.2

タイトル読み

ユウセイガク ト ショウガイシャ

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注記

その他の執筆者: 宮崎孝治ほか

日本学術振興会・平成15年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)の交付を受けた

文献: 各章末

収録内容

  • イギリスにおける優生学と精神薄弱者施策の展開 / 宮崎孝治 [執筆]
  • アメリカ合衆国における優生断種運動の開始と定着 : 優生学運動の最も正統的な事例 / 中村満紀男, 米田宏樹, 曺周希, 岡典子 [執筆]
  • ドイツにおける優生学運動 / 岡田英己子, 荒川智 [執筆]
  • フランス : 優生学における独自の立場 / 星野常夫 [執筆]
  • 北欧の優生学 / 石田祥代, 加瀬進, 二文字理明 [執筆]
  • 社会主義と優生学 / 渡邉健治 [執筆]
  • 旧植民地における優生学運動とその独自性 : オーストラリア・南アフリカ / 中村満紀男 [執筆]
  • 日本における優生学の障害者教育・福祉への影響 : 知的障害を中心に / 平田勝政 [執筆]
  • 20世紀優生学の歴史的・現代的意義 / 中村満紀男, 古田弘子, 中野聡子, 金澤貴之 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

本書では、なにゆえに民主制に立つ欧米先進国が、競うように優生学および優生学的立法化を導入したのか、欧米諸国間では優生学の導入・普及において具体的にどのような違いがあり、それはいかなる理由からであったのかについて、障害者の生存・生活・教育のあり方に対する関連を焦点として、現代的価値判断に基づく過去の裁断ではなく、多面的・多元的なアプローチから、優生学が積極的に受容された歴史的・社会的状況を再現する。また、その地理的・文化的要素を加えた範疇化の可能性も探る。さらに、現代において、20世紀優生学がいかなる残滓を残しているのかについて、優生学が支配的であった先進国と発展途上国において、優生学に対する現代的な反応状況を探求する。

目次

  • 第1章 イギリスにおける優生学と精神薄弱者施策の展開
  • 第2章 アメリカ合衆国における優生断種運動の開始と定着—優生学運動の最も正統的な事例
  • 第3章 ドイツにおける優生学運動
  • 第4章 フランス—優生学における独自の立場
  • 第5章 北欧の優生学
  • 第6章 社会主義と優生学
  • 第7章 旧植民地における優生学運動とその独自性—オーストラリア・南アフリカ
  • 第8章 日本における優生学の障害者教育・福祉への影響—知的障害を中心に
  • むすび 20世紀優生学の歴史的・現代的意義

「BOOKデータベース」 より

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