20世紀とは何だったのか : 「西欧近代」の帰結
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20世紀とは何だったのか : 「西欧近代」の帰結
(PHP新書, 301 . 現代文明論||ゲンダイ ブンメイロン ; 下)
PHP研究所, 2004.6
- タイトル別名
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20世紀とは何だったのか : 西欧近代の帰結
- タイトル読み
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20セイキ トワ ナンダッタノカ : セイオウ キンダイ ノ キケツ
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注記
おもな参考文献: p240-241
内容説明・目次
内容説明
第一次大戦を境に幕を開けた「現代」。西欧の凋落を背に、自由・民主主義のアメリカ、社会主義のソ連、そしてファシズムが「世界」を動かす。二十世紀の挑戦、それは新しい価値と希望の創出だった。しかし、私たちの不安は消え去らない。ニヒリズムから逃れる術はないのだ。それに気づいたとき、勝ち残ったアメリカ文明の欺瞞が見えてくる。ニーチェ、ハイデガーの鋭い指摘を踏まえ、大衆化される現代社会の本質と危険性を暴き出す。独自の歴史観と広角な視点で時代の見取り図を提示する、佐伯啓思の「現代文明論」講義・完結編。
目次
- 第1章 近代から現代へ—第一次大戦の衝撃と西欧の悲劇
- 第2章 価値転換を迫られるヨーロッパ—ニーチェの真意
- 第3章 ニヒリズムと「存在の不安」—ハイデガーの試み
- 第4章 なぜファシズムが生まれたのか—根無し草の帰る場所
- 第5章 「大衆社会」とは何か—近代主義の負の遺産
- 第6章 経済を変えた大衆社会—貨幣の新しい意味
- 第7章 アメリカ文明の終着点—技術主義とニヒリズム
「BOOKデータベース」 より