アナトリア発掘記 : カマン・カレホユック遺跡の二十年

書誌事項

アナトリア発掘記 : カマン・カレホユック遺跡の二十年

大村幸弘著

(NHKブックス, 997)

日本放送出版協会, 2004.5

タイトル別名

アナトリア発掘記 : カマンカレホユック遺跡の二十年

タイトル読み

アナトリア ハックツキ : カマン カレホユック イセキ ノ ニジュウネン

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注記

参考文献: p214

内容説明・目次

内容説明

日本隊が初めて発掘権を獲得したカマン・カレホユック遺跡。オスマン時代から前期青銅器時代までの文化層を二十年にわたり掘り下げる。ヒッタイト崩壊後の「暗黒時代」解明のカギを握る曲線文様土器、ヒッタイト帝国時代に「鋼」の登場を告げる鉄片、古王国時代の巨大穀物貯蔵庫と大量の炭化小麦、アッシリア商人居留地時代の終焉を伝える焼土層の人骨—出土した遺構・遺物を分析し、五千五百年の歴史を考察する。「鉄」を追い求めた前著『鉄を生みだした帝国』から二十余年、そののちの展開をつづった待望の書。

目次

  • 第1章 トルコ留学とヒッタイト発掘—「鉄」との出会い(考古学との出会い;ヴィンクラーのボアズキョイ発掘 ほか)
  • 第2章 自分の考古資料を持つ—「発掘権」獲得(不安と無力感;厚い「壁」 ほか)
  • 第3章 地表から底まで掘り下げる—文化編年の構築(五千五百年の堆積;基礎研究の重要性 ほか)
  • 第4章 ヒッタイト、無敵の強さの謎—「良質」の鉄(ヒッタイトの鉄の「その後」;カマンでも鉄製品が出土 ほか)
  • 終章 今後の展開に期すること(今後の課題;文化編年の構築にかかわる課題 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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