書誌事項

空海と霊界めぐり伝説

上垣外憲一著

(角川選書, 363)

角川書店, 2004.6

タイトル読み

クウカイ ト レイカイ メグリ デンセツ

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収録内容

  • 小野篁の地獄往来
  • 空海の観想世界
  • 修法と観想の隆盛

内容説明・目次

内容説明

九世紀末に遣唐使が廃止されると、海の向こうは霊界であり、異国の言語に通じ、海を渡るという行為は、超人的なことと見なされるようになる。なかでも超越的な呪力の持ち主と考えられたのが、真言密教の開祖、弘法大師空海である。文化・精神面での成熟を遂げた平安時代、密教系の僧たちは、跳梁する物の怪や怨霊に対抗する存在として活躍した。平安人の想像した世界観と、それを支えた空海の思想を明らかにする。

目次

  • 第1章 小野篁の地獄往来(六道珍皇寺;海を渡る使節と超能力;現世の業績から異界の支配能力へ ほか)
  • 第2章 空海の観想世界(霊界への想像力;空海の生誕地;空海の伝える真言祖師の奇瑞譚 ほか)
  • 第3章 修法と観想の隆盛(密教による救済;宮中に於ける御修法;修法合戦 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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