物語消滅論 : キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」

Bibliographic Information

物語消滅論 : キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」

大塚英志 [著]

(角川oneテーマ21, C-83)

角川書店, 2004.10

Other Title

キャラクター化する私、イデオロギー化する物語

物語消滅論 : キャラクター化する私イデオロギー化する物語

Title Transcription

モノガタリ ショウメツロン : キャラクターカ スル ワタシ イデオロギーカ スル モノガタリ

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Description and Table of Contents

Description

テロとの戦い、ファンタジーの世界的ブーム、ネットでの中傷による殺人事件…。いまや社会において人々を動かしているのは「物語」である。80年代後半にイデオロギーによる社会設計が有効性を失い、複雑化する世界を見通すことが出来なくなった時、人々は説明の原理を「物語」の因果律に求めた。それは善と悪、敵対者、援助者など単純化された要素により成り立つ因果律である。それは分かり易さ故に人々を動員し政治をも動かし始めた。イデオロギーが「物語」に取って代わられた時代、世界はどこへ向かうのか?そのリスクはいかなるものなのか?「物語」が「私」と「国家」を動員し始めている。

Table of Contents

  • 第1章 創作する読者と物語るコンピュータ(「物語」がイデオロギーを代行する時代とは;記号的価値としての「物語」 ほか)
  • 第2章 キャラクターとしての「私」(都市伝説と集合的な作者;「現実」は明治三十年代に作られた ほか)
  • 第3章 イデオロギー化する「物語」(新化論的な因果律の消滅した世界;「キャラを立てたい」日本 ほか)
  • あとがき なぜ、ぼくは「近代的言説」を「擁護」しようとするのか

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Details

  • NCID
    BA68998216
  • ISBN
    • 4047041793
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    228p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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