共和国幻想 : レチフとサドの世界
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共和国幻想 : レチフとサドの世界
(《思想*多島海》シリーズ)
法政大学出版局, 2004.9
- タイトル読み
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キョウワコク ゲンソウ : レチフ ト サド ノ セカイ
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内容説明・目次
内容説明
『パリの夜』『南半球の発見』などで知られる。レチフ、『悪徳の栄え』『恋の罪』などのサドを中心に、フランス革命期の夢想と幻視、自由と悪徳の世界を探る。モンテスキュー、ヴォルテール、ディドロらの啓蒙思想、メルシエ、メリエ、マブリ、モレリらの特異な宗教・社会批判、ユートピア思想も縦横に論じ、18世紀精神史の豊かな鉱脈に迫る。レチフとサド研究・翻訳の第一人者による珠玉の論考。
目次
- 幸福をめぐる三つのパラドックス
- もう一つの共鳴
- 二つの生のスタイル—カザノヴァとレチフ
- 『ムッシュー・ニコラ』の刊行
- ユートピストの肖像—一八世紀フランスにおける革命の幻視者たち
- 共和国幻想
- ユートピア小説『南半球の発見』
- 内蔵された二つの語り
- 作家の常数と変数—レチフ・ド・ラ・ブルトンヌの場合
- レチフとフランス革命
- 春本と「哲学書」—違反の領域に鎮座するリベルタン小説
- 小説化サドのファンタスム
- 『恋の罪』語りの定式
「BOOKデータベース」 より