生涯学習の遺産 : 近代日本社会教育史論

書誌事項

生涯学習の遺産 : 近代日本社会教育史論

宮坂広作著

明石書店, 2004.10

タイトル別名

生涯学習の遺産 : 近代日本社会教育史論

タイトル読み

ショウガイ ガクシュウ ノ イサン : キンダイ ニホン シャカイ キョウイクシロン

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内容説明・目次

内容説明

個人の自己形成の活動のことを「生涯学習」とよぶようになったのは、第二次大戦後、それもかなり最近になってからのことである。これは外国でつくられたことばなので、日本人には最初なじめなかったが、近ごろではさかんに使われて、いまでは日常語として用いられるようになった。もっとも、生涯学習とは何か、いかにあるべきかについては今だに議論がつづけられている。そうした議論は、本書のテーマではない。本書は、日本人がこれまでどのような自己形成をおこなってきたか、生涯学習でどんな成果を挙げてきたかを書いたものである。

目次

  • 序章 生涯学習の遺産発掘と生涯発達史研究—一社会教育史家の回顧と展望
  • 1 大正期の社会教育論—近代日本における社会教育イデオロギーの発展形態
  • 2 労働者教育の遺産—とくに近代日本における大学の関与と労働学校について
  • 3 農民教育の遺産—和合恒男の生涯と行学
  • 4 近世・近代における社会教育の遺産
  • 5 女性論・母性論の歴史的諸形態
  • 付章 市町村合併と生涯学習—地域史の研究・学習と社会教育行政の課題

「BOOKデータベース」 より

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