もう牛を食べても安心か
著者
書誌事項
もう牛を食べても安心か
(文春新書, 416)
文藝春秋, 2004.12
- タイトル別名
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もう牛を食べても安心か
- タイトル読み
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モウ ウシ オ タベテモ アンシン カ
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注記
主な参考文献: p240-242
内容説明・目次
内容説明
アメリカ産牛肉輸入再開に向け政府は全頭検査を緩和する方向にあるが、著者の見解は時期尚早。狂牛病は原因も対策もまだ何も分かっていないからである。本書は警告を込めて現状を解説しつつ、一歩踏み込んで問題を考察する。病原体はどうやって牛からヒトへと種の壁を越えたのか。そもそもヒトはなぜタンパク質を食べ続けなければならないのか。その問いは、生きているとはどういうことか、という問いにも繋がっていく。食と生命をめぐる出色の論考。
目次
- 第1章 狂牛病はなぜ広がったか—種の壁を越えさせた“人為”
- 第2章 私たちはなぜ食べ続けるのか—「動的平衡」とシェーンハイマー
- 第3章 消化するとき何が起こっているのか—臓器移植、遺伝子組み換えを危ぶむ理由
- 第4章 狂牛病はいかにして消化機構をすり抜けたか—異物に開かれた「脆弱性の窓」
- 第5章 動的平衡論から導かれること—記憶は実在するのだろうか
- 第6章 狂牛病病原体の正体は何か—未知のウイルスか、プリオンタンパク質か
- 第7章 日本における狂牛病—全頭検査緩和を批判する
「BOOKデータベース」 より