兵士であること : 動員と従軍の精神史

書誌事項

兵士であること : 動員と従軍の精神史

鹿野政直著

(朝日選書, 768)

朝日新聞社, 2005.1

タイトル読み

ヘイシ デ アルコト : ドウイン ト ジュウグン ノ セイシンシ

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内容説明・目次

内容説明

近代日本は、国家としての体裁をととのえた19世紀末以降、戦争の長い中断期をもつことがなかった。日清戦争、日露戦争、シベリア出兵、1937年の日中戦争の全面化、41年のアジア・太平洋戦争へと続く。動員された兵士は、自分の人生を中断されたという意味で被害者だった。が、武器をとる戦闘者であることにおいては、まぎれもなく加害者だった。兵士によって見きわめられた戦場とはどんなものであったか。

目次

  • 兵士であること—戦争論の現在
  • 「一兵」の覚悟—宮柊二の戦場詠序説
  • 取り憑いた兵営・戦場—柴田知明の戦後
  • 村の兵士たちの中国戦線—岩手県和賀郡藤根村・高橋峯次郎宛通信をおもな素材として
  • 戦場の医学
  • 戦死の美学と実学
  • 戦争未亡人
  • 戦争と国民—太平洋戦争の場合
  • 徴兵令
  • 戦争と民衆の遺産—八・一五に思う
  • おっとせいと天皇
  • 「軍隊」をえらぶまで
  • 脳裏の現代史—山口県史の窓
  • 原爆文学について—神奈川近代文学館「原爆文学展」をみて
  • 『ひめゆりの塔の記』を読む
  • 戦争の影—「生命」の時代に

「BOOKデータベース」 より

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