メディアの権力性
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メディアの権力性
(ジャーナリズムの条件 / 筑紫哲也 [ほか] 編, 3)
岩波書店, 2005.4
- タイトル読み
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メディア ノ ケンリョクセイ
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注記
シリーズ「ジャーナリズムの条件」の他の編者: 佐野眞一, 野中章弘, 徳山喜雄
内容: 総論: 報道と権力をめぐる対峙と癒着, I: 巨大メディアはいま(「権力化・企業化する巨大メディア」-「日刊紙創刊に立ちはだかる壁」), II: 公権力とメディア(「司法とメディア」-「「論ずる」ことの再生を求めて」), III: フリー・ジャーナリストとしての格闘(「フリー取材の過酷な現実」-「宗教ジャーナリズム確立のために」)
収録内容
- 報道と権力をめぐる対峙と癒着 / 佐野眞一 [執筆]
- 権力化・企業化する巨大メディア : 日本経済新聞社の場合 / 大塚将司 [執筆]
- 政治権力とメディア : NHKの場合 / 川崎泰資 [執筆]
- 新聞の「限界」と可能性 / 北村肇 [執筆]
- 批判機能を失った地方紙 : 転落した「地方紙の星」 : 鳥取・『日本海新聞』の迷走 / 大滝純治 [執筆]
- 日刊紙創刊に立ちはだかる壁 / 築地達郎 [執筆]
- 司法とメディア / 宮本雅史 [執筆]
- オウム報道をめぐるメディアの権力性 / 森達也 [執筆]
- 個人情報保護法と表現の自由 : 市民社会から切り離されるジャーナリスト / 吉岡忍 [執筆]
- 権力そのものと化す大手新聞 / 斎藤貴男 [執筆]
- 日テレ視聴率買収事件 : 報道の公共性と企業の公益性 / 名和靖将 [執筆]
- NHK・ETV2001改竄の裏側 / 中村信也 [執筆]
- 芸能プロダクションとテレビ・ポリティックス / 丸山昇 [執筆]
- 「論ずる」ことの再生を求めて : 私の実感的「論壇」論 / 上丸洋一 [執筆]
- フリー取材の過酷な現実 / 瀧井宏臣 [執筆]
- ヤクザ・暴力団への取材 / 溝口敦 [執筆]
- 「一人社会部」として : 警察組織の闇に挑む / 曽我部司 [執筆]
- 「自己責任論」の本質 : イラク人質事件の当事者となって / 安田純平 [執筆]
- 徒手空拳で権力と闘う / 山岡俊介 [執筆]
- 宗教ジャーナリズム確立のために / 藤田庄市 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
権力を監視し批判する役割を担っていたはずのマスコミが、巨大メディア産業と化し、権力との距離を見失ってはいないか?メディア組織の中で働くジャーナリストが、ジャーナリストである前に、メディア企業人に成り下がってはいないか?市民の目線に立ち、市民の声を伝えることを自覚すべきジャーナリズムが、市民からの厳しい視線に囲まれて、立ち往生してはいないか?不信と逆風にさらされる中、再度、公権力とメディアとの距離を点検してみよう。企業の中で組織に埋没しない組織ジャーナリストたちの葛藤、徒手空拳で権力と格闘するフリージャーナリストたちの格闘に注目してみよう。
目次
- 総論 報道と権力をめぐる対峙と癒着(「四番目の権力」に成り下がったジャーナリズム;本冊のねらいと構成;劣化するジャーナリズム;信頼回復のために;ジャーナリストとしての強い志)
- 1 巨大メディアはいま(権力化・企業化する巨大メディア—日本経済新聞社の場合;政治権力とメディア—NHKの場合;新聞の「限界」と可能性;批判機能を失った地方紙;日刊紙創刊に立ちはだかる壁)
- 2 公権力とメディア(司法とメディア;オウム報道をめぐるメディアの権力性 ほか)
- 3 フリー・ジャーナリストとしての格闘(フリー取材の過酷な現実;ヤクザ・暴力団への取材 ほか)
「BOOKデータベース」 より