近世ヴェネツィアの権力と社会 : 「平穏なる共和国」の虚像と実像
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近世ヴェネツィアの権力と社会 : 「平穏なる共和国」の虚像と実像
昭和堂, 2005.2
- タイトル別名
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近世ヴェネツィアの権力と社会 : 平穏なる共和国の虚像と実像
- タイトル読み
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キンセイ ヴェネツィア ノ ケンリョク ト シャカイ : ヘイオンナル キョウワコク ノ キョゾウ ト ジツゾウ
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注記
参考文献: 巻末pxi-xxx
内容説明・目次
内容説明
権力構造の変容とエリート層の再編過程から浮かび上がる「平穏なる共和国」ヴェネツィアの実像。貴族階級における寡頭政や台頭する官僚層の考察を通じて、従来の「静態的」なヴェネツィア社会像の転換を迫り、より実体的な社会のあり方を提示する。
目次
- 序 近世初頭のヴェネツィア—政治・経済・社会
- 1 投票に基づく「柔らかな寡頭政」—一五一六‐二六年におけるサヴィオ・グランデの選出をめぐって(政治手続きとしての「投票」;ヴェネツィアの政治構造と高位官職の選出 ほか)
- 2 一五八二‐三年の十人委員会改革(ヴェネツィア外交の転換と十人委員会改革;十人委員会と寡頭政;十人委員会改革の経過;高位官職就任者の分析;「柔らかな寡頭金」の特質)
- 3 書記局官僚層の形成(「秘書官」層の台頭;ヴェネツィアの市民身分と書記局官僚層 ほか)
- 4 「鉄を金に変える卑しき鍛冶屋のごとく」—貴族階級における新家系の成立(ヴェネツィア共和国最後のドージェ;カンディア戦争と新貴族家系の成立 ほか)
「BOOKデータベース」 より