「悪女」の文化誌
著者
書誌事項
「悪女」の文化誌
(京都橘大学女性歴史文化研究所叢書)
晃洋書房, 2005.3
- タイトル別名
-
悪女の文化誌
- タイトル読み
-
アクジョ ノ ブンカシ
大学図書館所蔵 件 / 全113件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
“悪女”とは誰であったか?と問うことによりその時代・地域で共有された制度的なモラル—目には見えない圧倒的な力を持って内面にすり込まれていく“女らしさ”、女性への暴力を透視し、迫害を顧みず自分の生き方を貫いた勇気ある先駆者として“悪女”を捉え直す。
目次
- 第1部 “悪女”という表象—その成立と変遷(王朝文学の“悪女”—本院侍従を中心に;中世の「悪」の観念と“悪女”;「悪婆」の魅力—歌舞伎の“悪女” ほか)
- 第2部 疎外者の哀しみ—文学の中の“悪女”たち(寛一が宮をなじる理由—尾崎紅葉『金色夜叉』の問題圏;山本禾太郎「窓」と打出二婦人殺し事件—探偵小説は“悪女”をどのように描いたのか;悪と求道—遠藤秀作『深い河』)
- 第3部 陽光の翳り—ヨーロッパの魔女・悪女(西欧における“悪女”の作られかた;D.H.ロレンスが描き出す「月の女神」としての「魔女」)
「BOOKデータベース」 より