英国美術と地中海世界
著者
書誌事項
英国美術と地中海世界
勉誠出版, 2005.4
- タイトル別名
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British art and the Mediterranean
- タイトル読み
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エイコク ビジュツ ト チチュウカイ セカイ
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注記
原著(Oxford University Press, 1948)の全訳
内容説明・目次
内容説明
本書は英国を舞台とした全ヨーロッパを背景とする地中海世界の影響を跡付けるもので、イメージのライフサイクルをその研究主題とした、ウォーバーグ研究所の1948年までのほとんどすべての研究業績の集大成となっており、社会に対して研究所の活動を知らしめた古典的名著として、常にこの分野の参照文献の筆頭に挙げられてきた。いわば国際的な時空におけるイメージの「旅」を、人間経験の記録の集積として捉えようとしている。それぞれを個別的な精神領域という枠組みの中だけでなく、宗教史・芸術史・文化史を同時に視野に収めつつ考察するという、新しい方法論において捉え直し、概念的な議論の陥る貧困を排しながら、豊富な実例によって記述している。
目次
- 先史時代のブリテンにおける地中海世界の足跡
- 古典的形態のケルト的変容
- ケルトの装飾:対称性と非対称性
- ケルト美術の人面
- ケルトの動物デザイン、ウィタム楯とデスボロ鏡
- ローマ時代のブリテン
- ローマ人とバルバロイ
- ローマの顔
- 変容したローマの顔
- 古典的伝統:人の形をした神々〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より