メディアは戦争にどうかかわってきたか : 日露戦争から対テロ戦争まで
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書誌事項
メディアは戦争にどうかかわってきたか : 日露戦争から対テロ戦争まで
(朝日選書, 778)
朝日新聞社, 2005.6
- タイトル読み
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メディア ワ センソウ ニ ドウ カカワッテ キタカ : ニチロ センソウ カラ タイ テロ センソウ マデ
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注記
論文誌『総研リポート AIR21』 (朝日新聞社総合研究本部刊) に計20回掲載した論文 (2003年4月号-2005年6月号) を整理・修正してまとめたもの
主要参考文献・参照資料一覧: p355-359
内容説明・目次
内容説明
大勝利に終わったはずの日露戦争の講和会議で、報道の力を軽視したつけがまわり、大幅な譲歩を強いられた日本。第二次世界大戦での「新兵器」ラジオを駆使したルーズベルト対ゲッベルスの熾烈なプロパガンダ戦。「テレビの戦争」といわれたベトナム戦争で苦汁をなめたアメリカが、英国のフォークランド紛争での記者対応を参考にして編み出した巧妙なメディアコントロール。湾岸戦争の多国籍軍への巨額の拠出金をあっさりと無視された日本の今なお貧弱な情報発信力…ほかに第一次世界大戦、朝鮮戦争、ボスニア・コソボ紛争、イラク戦争など、この100年間に起きたおもな戦争・紛争を網羅し、戦時におけるメディアの威力と、それを利用しようとする国家の戦略を精緻に検証、ジャーナリズムのあり方を鋭く問う。
目次
- 1 メディアの参戦—日露戦争・第一次世界大戦
- 2 新媒体の登場—第二次世界大戦前夜
- 3 電波が左右—第二次世界大戦
- 4 アメリカ合衆国の挫折—朝鮮戦争まで
- 5 テレビの登場—ベトナム戦争(1)
- 6 米国の敗北—ベトナム戦争(2)
- 7 英国の反攻—フォークランドの戦訓
- 8 メディアの敗北—湾岸戦争
- 9 セルビアの転落—旧ユーゴ内戦
- 10 「9・11」とアフガン—対テロ戦争(1)
- 11 泥沼化したイラク戦争—対テロ戦争(2)
「BOOKデータベース」 より