そうだったのか手塚治虫 : 天才が見抜いていた日本人の本質

書誌事項

そうだったのか手塚治虫 : 天才が見抜いていた日本人の本質

中野晴行 [著]

(祥伝社新書, 009)

祥伝社, 2005.5

タイトル別名

そうだったのか手塚治虫 : 天才が見抜いていた日本人の本質

タイトル読み

ソウダッタノカ テズカ オサム : テンサイ ガ ミヌイテ イタ ニホンジン ノ ホンシツ

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注記

主要参考文献: p252

内容説明・目次

内容説明

手塚治虫のデビューは昭和二十一年一月。それは敗戦によってリセットされたこの国がゼロから再スタートを切った直後のことだった。以来四十余年、戦後日本の変化・発展と寄り添うように十万枚ものマンガを描きあげて逝った巨星。著者はその作品群を「アイデンティティの喪失」と「自分探し」という視点からあらためて分析する。そこには「作家」=「主人公」=「世相・社会」の相関関係が鮮やかに浮かびあがってきた。(この本の目的は「マンガ学」的に手塚マンガの研究をすることではない。あくまでも、手塚マンガをテキストとしながら、手塚を含めた戦後の日本人を考えることにある)。第一級の研究家による画期的論考の完成。

目次

  • 第1部 戦後復興期編(『鉄腕アトム』と『メトロポリス(大都会)』—リセットされた日本人;『地底国の怪人』と『ジャングル大帝』—幼い理想と現実のはざ間 ほか)
  • 第2部 高度成長期編(『フィルムは生きている』—オサムとムサシの見果てぬ夢;『0マン』と『魔神ガロン』と『W3(ワンダースリー)』—われらを裁くのは誰か ほか)
  • 第3部 昭和元禄編(『人間ども集まれ!』—傍観者でいることの罪;『地球を呑む』と『人間昆虫記』—この世はフェイクの時代 ほか)
  • 第4部 幻想大国編(『きりひと讃歌』と『アポロの歌』—受難の日々と真実の自己;『ブッダ』と『ブラック・ジャック』—求道者たちの苦悩 ほか)
  • エピローグ 手塚治虫の不在

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA72168915
  • ISBN
    • 439611009X
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    252p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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