書誌事項

土木遺産 : 世紀を越えて生きる叡智の結晶

建設コンサルタンツ協会『Consultant』編集部編

ダイヤモンド社, 2005.6-2020.2

  • [1] ヨーロッパ編
  • 2 アジア編
  • 3 日本編
  • 4 日本編2
  • 5 ヨーロッパ編2, オリエント編
  • 6 アメリカ・オセアニア編

タイトル別名

Engineering's heritage in Europe

Engineering's heritage in Asia

Engineering's heritage in Japan

Engineering's heritage in Europe and Orient

Engineering's heritage in America and Oceania

タイトル読み

ドボク イサン : セイキ オ コエテ イキル エイチ ノ ケッショウ

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注記

欧文標題紙題: 2 アジア編: Engineering's heritage in Asia. 3 日本編, 4 日本編2: Engineering's heritage in Japan. 5 ヨーロッパ編2, オリエント編: Engineering's heritage in Europe and Orient. 6 アメリカ・オセアニア編: Engineering's heritage in America and Oceania

[1] ヨーロッパ編は建設コンサルタンツ協会会誌『Consultant』 218, 222, 223, 226号に掲載した記事を元に加筆修正を加えたもの

2 アジア編は建設コンサルタンツ協会会誌『Consultant』 209, 220, 226, 230号に掲載した記事を元に加筆修正を加えたもの

3 日本編は建設コンサルタンツ協会会誌『Consultant』 207, 218, 222, 224, 229, 230, 232, 234-236, 238号に掲載した記事を元に加筆修正を加えたもの

4 日本編2は建設コンサルタンツ協会会誌『Consultant』 234, 237-242号に掲載した記事を元に加筆修正を加えたもの

5 ヨーロッパ編2, オリエント編は建設コンサルタンツ協会会誌『Consultant』 242, 243, 245, 246, 248, 250, 252, 255, 259, 263, 265, 269号に掲載した記事を元に加筆修正を加えたもの

6 アメリカ・オセアニア編は建設コンサルタンツ協会PR誌『Consultant』 266, 268, 270, 272, 274, 276号に掲載した記事を元に加筆修正を加えたもの

[1] ヨーロッパ編: 土木遺産年表: p192-193. 執筆者と参考文献等一覧表: p194-195

2 アジア編: 土木遺産年表: p214-215. 執筆者と参考文献等一覧表: p216-217

3 日本編, 4 日本編2: 土木遺産年表: p208-209. 執筆者と参考文献等一覧表: p210-211

5 ヨーロッパ編2, オリエント編: 土木遺産年表: p216-217. 執筆者と参考文献等一覧表: p218-219

6 アメリカ・オセアニア編: 土木遺産年表: p168-169. 執筆者と参考文献等一覧表: p170-171

内容説明・目次

巻冊次

2 アジア編 ISBN 9784478003091

内容説明

古来より独自の思想で造り使われ続けている重厚な土木遺産や、そこにヨーロッパの近代技術が伝わり風土と融合して、さらに新しい魅力を醸し出している土木遺産…。アジアの文明や生活を支えつづけてきた土木遺産には、混沌とした中にも、先人たちの知恵と工夫、そして歴史が息づいている。ヨーロッパの土木遺産に続き、本書ではそんなアジアの土木遺産を紹介する。

目次

  • 芍陂(しゃくひ)—中国・安徽省寿県(紀元前五九一年完成) 地元民の生活に溶け込む中国最古の巨大水利施設
  • 蘇州—中国・江蘇省蘇州(紀元前五一四年完成) 悠久の繁栄を続けてきた美しい水郷都市
  • 都江堰—中国・四川省都江堰(紀元前二〇〇年頃完成) 創建者の智恵を守り続けてきた水利施設
  • 安済橋—中国・河北省石家荘(六〇〇年頃完成) 中国が誇る匠の技術が造ったアーチ橋
  • 西湖の土堤—中国・浙江省杭州(八二五年頃白堤完成/一〇九〇年頃蘇堤完成) いにしえより国民の憧れだった西湖の美しさは今も
  • 通恵河—中国・北京(一二九三年完成) 北京の原形・大都を世界通商の中心地にさせた運河
  • 昌徳宮の秘苑—韓国・ソウル(一四六〇年完成) 朝鮮王朝歴代王たちの研鑽の場となった静寂な庭園
  • 華虹門—韓国・水原(一七九六年完成) 水と敵からの侵攻を防いだ華城の北水門
  • 阿里山森林鉄道—台湾・阿里山(一九一三年完成) 木材運搬から観光へ、時代の変遷のなかで走り続ける登山鉄道
  • 烏山頭ダム—台湾・六甲(一九三〇年完成) 統治時代、日本が建設した穀倉平野の巨大水がめ施設
  • ホイアン—ベトナム・ホイアン(一六世紀頃建設開始) 国際貿易港として栄えた木造の町並み
  • ロンビャン橋—ベトナム・ハノイ(一九〇二年完成) 爆撃の爪あとが残る首都ハノイの鉄道橋
  • 西バライ—カンボジア・シェムリアップ(一〇二〇年頃完成) アンコール王国繁栄の源となった巨大な貯水池の謎
  • プラプトス橋—カンボジア・コンポンクデイ(一二〇〇年頃完成) アンコール王国の繁栄を想像させる幻の石橋
  • チャオプラヤ運河網—タイ・バンコク(一七七一年建設開始) デルタを生かした米輸出が繁栄をもたらした天使の都
  • 泰緬鉄道—タイ・カンチャナブリ(一九四三年完成) 戦争の混乱から生まれ、観光の人気路線に
  • バリ島の棚田—インドネシア・バリ島(九世紀頃拡大開始) 古代から形を変えずに受け継がれた棚田の叡知と美観
  • タージ・マハル庭園—インド・アグラ(一六五三年完成) 皇帝たちの思いを込めたイスラム様式の華麗な墓廟庭園
  • ダージリン・ヒマラヤン鉄道—インド・タージリン(一八八一年完成) 狭いゲージで天空の町はと駆け登るトイ・トレイン
  • ハウラー橋—インド・コルカタ(一九四三年完成) 聖なる川フーグリを一またぎする巨大な橋
巻冊次

3 日本編 ISBN 9784478014684

内容説明

古来より独自の思想で造られた重厚な土木遺産や、日本の近代化の過程でヨーロッパから伝播した技術がその土地の風土や文化と融合し、独自の魅力を醸し出す土木遺産。そこには、先人たちの知恵と工夫が織り成す技術と歴史が込められ、いまもなお、私たちの生活を支えて続けている。本書はヨーロッパ、アジアの土木遺産に続き、より身近な日本の土木遺産とのふれあいから、知的好奇心を満たしてくれるガイドブックでもある。

目次

  • 1 北海道・東北・関東(北防波堤ドーム—北海道稚内市(一九三六年完成)稚内港のシンボル;大湊第一水源地堰堤—青森県むつ市(一九〇九年完成)軍事施設から水源地公園へ ほか)
  • 2 北陸・中部・近畿(信濃川大河津分水路—新潟県燕市/長岡市(一九二四年完成)日本有数の米どころを支える;兼六園—石川県金沢市(一六七六年建設開始)美に隠された先端技術 ほか)
  • 3 中国・四国(錦帯橋—山口県岩国市(一六七三年完成)天下に誇る名橋;男木島灯台—香川県高松市(一八九五年完成)無垢の石造りの灯台 ほか)
  • 4 九州 (関門鉄道トンネル—山口県下関市〜福岡県北九州市(一九四二年完成)世界初の海底トンネル;柳川—福岡県柳川市(一六〇一年建設開始)水に浮かぶ町 ほか)
巻冊次

4 日本編2 ISBN 9784478063958

内容説明

日本の土木遺産全国16カ所を紹介。巷のガイドでは物足りない。見よ!正統派土木マニア本。

目次

  • 1 北海道・東北・関東(小樽港外洋防波堤—北海道小樽市(一九二一年完成)古代ローマの知恵が活きる;藤倉ダム—秋田県秋田市(一九一一年完成)秋田水道発祥の地 ほか)
  • 2 中部・北陸(箱根旧街道—神奈川県小田原市〜静岡県三島市(一六八〇年建設開始)いにしえの石畳;黒部峡谷鉄道—富山県黒部市(一九三七年完成)黒部川電源開発のライフライン ほか)
  • 3 近畿・中国・四国(丸山千枚田—三重県熊野市(一七世紀初頭に存在記録)小さな山村にある壮大な棚田;布引ダム—兵庫県神戸市(一九〇〇年完成)日本初の重力式コンクリートダム ほか)
  • 4 九州・沖縄(南河内橋—福岡県北九州市(一九二六年完成)橋梁史に忽然と現れ消えた最後のレンズ形トラス橋;通潤橋—熊本県山都町(一八五四年完成)日本で最もユニークな水路石橋 ほか)
巻冊次

5 ヨーロッパ編2, オリエント編 ISBN 9784478101445

内容説明

峡谷のように切り立つ運河、スウェーデン王室の歴史を伝える庭園、アレクサンドロス大王が築き今なお繁栄し続ける都市…etc.ヨーロッパ、土木遺産。オリエントの24カ所を収録!!

目次

  • 1 ヨーロッパ編(2)バルカン地域(コリントス運河—ギリシャ・コリントス(一八九三年完成)港をつなぐ人工の峡谷;オドンドトス—ギリシャ・ディアコフト〜カラヴリタ(一八九六年開通)アプト式ラックレールと素掘りトンネルの登山鉄道;スタリ・モスト—ボスニア・ヘルツェゴビナ・モスタル(一五六六年完成)人々を結ぶ希望の橋 ほか)
  • 2 ヨーロッパ編(2)北欧地域(ニューハウン—デンマーク・コペンハーゲン(一六七三年完成)北欧最古の人工港;ストックホルム—スウェーデン・ストックホルム(一二五二年頃建設開始)地の利を活かした計画都市;ドロットニングホルムの庭園—スウェーデン・ストックホルム郊外(一七〇〇年完成)王室の歴史を伝える ほか)
  • 3 オリエント編(ユーセフ運河—エジプト・ファイユーム(紀元前一九世紀頃完成)ファラオたちが築いた治水施設;アレクサンドリア—エジプト・アレクサンドリア(紀元前三三二年建設開始)ヘレニズム文化の中心都市;スエズ運河—エジプト・スエズ〜ポート・サイド(一八六九年開通)二つの海をつなぐ古代からの夢 ほか)
巻冊次

6 アメリカ・オセアニア編 ISBN 9784478109519

内容説明

アメリカを象徴する巨大ダム、インカ帝国を支えた道路網、シドニー湾に架かる大動脈を支えるアーチ橋、路面電車が走る古代ローマ様式の水道橋…etc.南北アメリカ・オセアニアの土木遺産18か所を収録。

目次

  • 1 北アメリカ編(A rolling stone gathers no moss—転がる石に苔つかず(ダニエル・カール);ウェランド運河—カナダオンタリオ州(一八三三年完成)セントローレンス海路を支える;ブルックリン橋—アメリカニューヨークシティ(一八八三年完成)ローブリング親子による偉業 ほか)
  • 2 ラテンアメリカ編(ブラジルの思い出(小野リサ);グアナファト—メキシコグアナファト(一九〇八年最初の地下都市トンネル完成)銀鉱で栄えた地下都市;パナマ運河—パナマパナマシティ/コロン(一九一四年完成)世界の海上交易の重要ハブ ほか)
  • 3 オセアニア編(自然を愛するオージー気質(サラ・オレイン);キュランダ鉄道—オーストラリアケアンズ(一八九一年開通)オーストラリアの発展に大きく寄与;ロック&ウィアー一号—オーストラリアブランチェタウン(一九二二年完成)マレー川利用の第一歩 ほか)
巻冊次

[1] ヨーロッパ編 ISBN 9784478890189

内容説明

世紀を越えて利用され続け、今も人々の生活を支えている土木遺産。そこには、造られた時代の技術や材料を駆使し、地域の環境をも最大限に生かそうとした人類の智恵と工夫が込められている。ヨーロッパ各地の土木遺産を紹介する本書は、西洋文明と文化の礎を訪ね、知的好奇心を満たすガイドブックでもある。

目次

  • アッピア街道(イタリア・ローマ(紀元前三一二年建設開始))—綿密な計算に基づいた古代の高速道路
  • カナル・グランデ(イタリア・ヴェネツィア(五六九年建設開始))—ラグーナを埋め立てた海上都市と運河の秘密
  • カレル橋(チェコ・プラハ(一四〇二年完成))—六〇〇年間、幾多の洪水に耐えたプラハ最古の橋
  • ランテ荘(イタリア・バニャイヤ(一五九〇年完成))—さまざまな装置が組み込まれた遊び心いっぱいの庭園
  • ティビ・ダム(スペイン・アリカンテ(一五九四年完成))—エスパーニャ人の挑戦が生み出した大型ダムの原点
  • ヴェルサイユ庭園(フランス・ヴェルサイユ(一六三一年建設開始))—絶対王政の下に建設されたフランス式庭園の代名詞
  • キンデルダイク(オランダ・キンデルダイク(一七四〇年頃完成))—水と闘った知恵をしのぶ風車による干拓の町
  • アイアンブリッジ(イギリス・アイアンブリッジ(一七八一年開通))—小さな渓谷に建つ世界初の全鉄製の橋
  • カール・テオドール橋(ドイツ・ハイデルベルク(一七八八年完成))—いくたびも架け替えられ愛され続ける市民の誇り
  • サン・マルタン運河(フランス・パリ(一八二五年完成))—水利用と舟運用に建設され今はパリっ子憩いの場に
  • 鎖橋(ハンガリー・ブダペスト(一八四九年完成))—水の都に架かる重厚なる鉄の吊橋
  • セーヌ河岸(フランス・パリ(一八五三年改造開始))—厳しい規制から生まれたセンスあふれる河畔景観
  • ゼンメリング鉄道(オーストリア・ゼンメリング(一八五四年完成))—標高約一〇〇〇メートル、アルプスを越えた世界初の鉄道
  • レッチワース(イギリス・レッチワース(一九〇三年建設開始)—世界初の田園都市に感じる懐かしさの理由;大下水渠(オーストリア・ウィーン(一九一〇年頃完成))—古都の暮らしを支える地下の下水網;パルク・グエル(スペイン・バルセロナ(一九一三年完成))—奇抜なデザインに隠された自然との調和と機能美;サントル運河(ベルギー・ラ・ルヴィエール(一九一七年完成))—高低差のある川を「船のエレベーター」で運航;土木遺産の楽しみかた—遺産が造られた背景やプロセスを知る喜び

「BOOKデータベース」 より

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