女帝の古代史
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書誌事項
女帝の古代史
(講談社現代新書, 1794)
講談社, 2005.7
- タイトル別名
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女帝の古代史
- タイトル読み
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ジョテイ ノ コダイシ
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注記
主要参考文献: p244-247
内容説明・目次
内容説明
古代日本における女性統治者の歴史的変遷をふまえて、女帝(王)の本質を考えねばならない。すると、通説のように女帝(王)を単なる中継ぎとしてはとらえ切れないことが了解できるだろう。なかでも、記紀に最初の女王として明記された推古は、むしろ彼女自身の資質が評価されて大王に推戴されたわけである。また、皇極の場合もその子の中大兄王子が次に即位するとは、必ずしも約束されていたわけではなかった。単なる中継ぎとしての女帝は、持統天皇が律令天皇制下の皇位継承ルールとして嫡系継承を実現して以降の、元明・元正の二女帝のみに限定されるのではないだろうか。画期的論考!「女性天皇」はなぜ必要だったか。
目次
- 第1章 女性統治者と祭祀—三世紀前後
- 第2章 男王・女王の共同統治—四、五世紀
- 第3章 日本古代の女王たち—六、七世紀
- 第4章 律令制下の女帝たち—八世紀
- 第5章 古代日本ではなぜ女帝(王)が輩出したのか
- 終章 女帝の本質
「BOOKデータベース」 より